赤穂 明石商業の秋
赤穂は西播地区予選を4戦勝ち上がり、県大会へ進出してからは
1回戦 尼崎工業に6ー0、2回戦 明石に2-0
3回戦 加古川南との接戦を勝ち抜き1-0
そして準々決勝は、今夏全国選手権4強の明石商業との対戦。
明石商業は県大会2回戦からの登場で、舞子に11-0(7回コールド)と初戦を好発進。
3回戦でも関西学院に8-1(7コールド)と、新チームも強さを魅せ準々決勝へ。
明石商業は選手権準決勝が8月20日
甲子園が終了し新チームになりひと月も時間が無い中で選抜への道が始まりました。
2、3回戦の結果速報を見て強いな!と思っていたけれど、この準々決勝で実際に球場で試合を観戦して、
短期間でここまでの力を結集しチームが出来上がっていることにやはり凄い!の一言。
今まで公式戦で姿を観ていないだけで、能力の高い選手たちが今かと今かと
自分の出番を待って日々弛まぬ努力をしているんだろうなということを感じました。
もらったチャンスは必ず得点にかえてみせる!という強い気持ちを感じる選手ばかり。
言わずと知れた中森投手の力にも圧巻、新生☆来田組の強さを魅た一戦でした。
赤穂はここまで全試合に先発完封、1得点も与えずに来た山本(凪)投手がこの対戦も先発。
我慢の投球に一球一球にがんばれ!と見守った対戦でした。
2019年 秋季兵庫県大会準々決勝 赤穂vs明石商業 4強進出を懸けて
スターティングメンバー
赤穂 山本(颯)投手
明石商業 中森投手
台風一過の青空とはいかないものの、秋雲が穏やかな少し蒸し暑い中、試合開始です。
中森投手 対 赤穂の4回までの攻撃を振り返ります。
1回表
マネージャーさんたちの声が逆スタンドまでよく聞こえていました。
笑顔の応援素敵でしたよ♪
赤穂は先輩たちが太鼓を叩き、先頭に立って後輩たちに力を与え続けていました。
地元の未来の高校球児たちかな...
きちんと整列して最後まで応援頑張っていました。
1番藤本選手を三振に
2番池田選手をピッチャーゴロ
3番丸山選手を三球三振の中森投手の立ち上がり
2回表
4番難波選手をファーストゴロ
5番清水選手を初球センターフライに
6番岩本選手を三振に
3回表
7番山本(凪)投手、8番平井捕手を二者連続三振に
これで5つ目、2回からは三者連続三振
8番平井捕手
9番弓張選手(12)をレフトフライに
4回表
1番藤本選手の初球をファーストライナー
2番池田選手を三振、3番丸山選手をショートゴロと
4イニング1人もランナーを出すことなく6奪三振
中森投手ベストピッチングが続きます。
明石商業の攻撃を振り返ります。
1回裏
1番福井選手(9)をショートゴロ
2番宮城選手、3番来田選手 二者連続四球で1、2塁
3番来田選手
新チーム4番に座るのは植本選手
三振とWスチールに、2塁ランナー宮城選手を平井捕手が阻止しゲッツー!
2回裏
5番井上選手が四球を選び出塁
6番名村捕手(13) ピッチャー前への犠打を初球できっちり決め送ります。
7番井崎選手(11)がレフト前ヒットで繋ぎ1、3塁
8番嶋谷選手(14)
2B1Sからの4球目 スクイズを試みますがバッテリーが上手く外しファウルとすると
ヒッティングに切り替え打球はファーストへ
ダブルプレイに取りよく守りました!
3回裏
9番中森投手がフルカウントの末、四球を選び出塁
二巡目に入り攻撃が一変
1番福井選手が犠打で送りますが送球が逸れ1、3塁に
続く2番宮城選手の左中間へのタイムリーで先制!1-0
3番来田選手を四球で満塁にし、1打席目三振を取った4番植本選手との勝負に
植本選手をフルカウントの末、手を出させない三振に
1死満塁は続き、5番井上選手をセンターフライに捕り2死満塁
赤穂は守り切りたいところ...
しかし、6番名村捕手がレフト前へ運び2点タイムリー!3-0
2死1、2塁 7番井崎選手をライトフライ 踏ん張ります。
4回裏
8番嶋谷選手がフルカウントからセンター前ヒットで出塁!
9番中森投手が送り、1番福井選手は四球で1、2塁
そして、先制タイムリーを放った2番宮城選手
2本目はレフトを超える2点タイムリー2ベースヒット!5-0
素晴らしいね!
1死2塁 3番来田選手の3打席目もストレートの四球を赤穂バッテリーは選びます。
4番植本選手へ「繋げよー!」と来田選手から大きな声がかかります。
来田選手の声に応えて植本選手がセンターオーバーの3ベースヒットで2得点を還し7-0
一塁ランナー来田選手が好走塁!
「相手の作戦なので仕方ない。塁に出たら足も使えるので自分としてはラッキーだと思います」
と試合後の言葉にあったように、もらったチャンスと捉え武器である足を魅せてくれた場面でした。
さらに1死3塁とチャンスは続き、5番井上選手のスクイズにミスが重なり1得点8-0
井上選手も初球でした。
6番名村捕手の進塁打で2死2塁とし、7番井崎選手のタイムリーで9-0
8番嶋谷選手の打席
7番井崎選手の盗塁が決まり2死2塁
さらにWPで三進し、嶋谷選手は死球
1、3塁となり、9番中森投手はバッティングも素晴らしい選手なのはみんな知るところ。
左中間を破る2ベースヒットで2得点 11-0
1番福井選手をキャッチャーフライに捕りスリーアウト
4回驚異の8得点を挙げた明石商業に圧巻の強さをみた。
5回表 赤穂の攻撃では、先頭4番難波選手が主将の意地を魅せ内野安打で出塁!
5番清水選手を三振に、6番岩本選手の打席 難波選手の盗塁で攻めますが
岩本選手、7番山本(凪)投手へ二者連続三振で締め明石商業が5回コールドで4強へ進出。
4番難波選手
5番清水選手
7番山本(凪)投手
中森投手は9奪三振、難波選手の内野安打1本に抑え三塁を踏ませない完璧な投球。
中森投手の好投もさることながら、状況に応じた守備位置や、チャンスを確実に得点にする攻撃
走攻守、隙の無い野球を魅せてくれました。
準決勝は切磋琢磨する神戸国際大附属との対戦
準々決勝市川戦では接戦を守り抜いた抜群の守備力を持ち、
攻撃にも底力を持つ国際と明石商業との対戦が楽しみです。
明石商業は明日からの茨城国体も楽しみ。
来週末には近畿大会出場を決める大一番も控えハードスケジュールですが
選手のみなさん 頑張って!
赤穂は今夏の初戦2回戦、夏を終えたのが7月16日
そこから新チームが始まり約2ヶ月
この対戦では自分たちの野球を発揮できず悔しさ残り、下を向いた選手の姿もありましたが
秋地区予選からここまでひとつづつ勝利を積み重ねこれたことは
今までやってきたことへの証であると思いますので、
前だけを見てこれからも頑張って欲しいなという気持ちいっぱいになりました。
また春、さらに強い赤穂の野球を魅せてくれることを楽しみにしています。
赤穂球児がんばれ!