2016年 兵庫の秋は、神戸国際大附属の優勝、報徳学園の準優勝、第三位は育英と、
三校が近畿大会へのきっぷを掴み選抜甲子園へ前進しました。
改めておめでとう☆彡
その中の育英と村野工業との4強を懸けた準々優勝を振り返ってみたいなと思います。
育英は3回戦 淡路戦も観戦させて戴き、初回の攻撃から圧倒的な強さで
3回を除き毎回得点を重ねて10-0(6回コールド)と圧勝し準々決勝 村野工業戦へ。
村野工業は予選での準決勝 神戸高専(11-2 7回コールド)だけは観れなかったのですが
予選初戦から県大会3回戦までの5試合を観戦させて戴いて育英との準々決勝。
一戦毎に色んな力を魅せてもらい、県大会に入って雨の中の試合もありましたが
練習の成果、堅い守りが光る場面を多く見られ、素晴らしい対戦を魅せてもらいました。
両チームの印象は、打の育英、守の村工‥‥
そんなイメージを持って準々決勝の始まりです。
2016年 秋季高校野球兵庫県大会準々決勝 育英vs村野工業 観戦記
先攻は育英 先発 野上投手
後攻 村野工業 先発 道才投手
この日は、3回戦には出来なかった村野工業スタンドプレイヤーの応援メドレーを作りたくて
村野工業の攻撃が一巡するまでスタンド選手の近くで観戦させて戴きました。
グラウンドプレイヤーの力となっているスタンドプレイヤーたちの応援プレイは、
試合中、グラウンドの選手たちはあまり見ることもできないだろうなぁと思いますので、
ぜひグラウンドでプレイしていた選手たちには、その姿を見て仲間の気持ちも感じてもらえたらなぁと思い残しました。
1年生選手たちも先頭に立ってとても頑張っていましたよ。
シートノック時の応援メドレーです。
選手たちの応援にちびっ子ちゃんたちノリノリで可愛すぎました♪
ベンチをジャンプ!縦横無尽な彼にヒヤヒヤ
お兄ちゃんたちの軽快な太鼓と応援歌に、ノリノリな踊りも見せてくれたちびっ子ちゃんたち
何度見ても可愛くて笑っちゃいます
1番奈良選手~奈良選手の応援は大好きなので一巡を越して奈良選手まで~応援メドレー
太鼓は1年生楠田選手かな・・・上手でした♪
2回戦までは2年生前田選手が太鼓担当してましたよね~♪
応援をまとめているのは2年生増田選手かな・・・1年生選手にも目を向けて頑張る姿が印象に残ります。
スターティングメンバーアナウンスの先頭に立つのは1年生東崎選手・・・かな。
その横で2年生米川選手かな・・・いつもニコニコいい選手です^^v
まだ全部の選手の名前と顔が一致していないので、お母さんに教えて戴きながら覚え中でゴメンナサイ
村野工業スターティングメンバー
この掛け声を一度残したかったのだ・・・♪
この雰囲気の中、私の居る場所は村工スタンドの中。
やっぱりいつもの席あたりで観ないと、球場の空気さえ違うものに感じてしまい集中できないということは
前から感じてたワタシm--m
大の苦手な網に包囲されての観戦は、やはり落ち着いて観ることができないまま試合開始です。
集中力が凄い!と思った育英の初回
まずは1番山村選手の打席 1Sからの2球目をライトへ運び無死1塁
2番馬場(雄)選手は2Bの3球目、WPとなり山村選手は2進塁 無死2塁
馬場(青)選手は四球を選び、3番宮田選手への1球目
ストライクボールが一瞬、吉村捕手のミットから溢れたのを見て山村選手は3塁へ。
山村選手の集中力が凄いと思った進塁・・・
この後、宮田選手はレフトをオーバする先制2点タイムリー3ベースヒットを放ちますが、
山村選手の走塁が生きたタイムリーだったなと感じました。
宮田選手はこの対戦3安打2打点と活躍、
この先制打がチームに勢い、流れをもたらした一打であったこと感じます。
翌日の新聞にも「イケイケムードにしてくれた」と別府主将のコメントが残っています。
宮田選手のタイムリーで無死1、3塁 4番辻本選手を迎え道才投手は踏ん張り時・・・
勢いついた空気の中、辻本選手は初球をセンターへ犠牲フライ 3-0
5番別府選手のライトへの打球は、ライト志水選手が好捕し流れは落ち着くかなと思いましたが、
一旦掴んだ流れというものはなかなか離れないものですね・・・
せっかくの志水選手の好プレイですが、この辺りの写真は網と戦いながらなので雰囲気だけ><;
流れを掴む側がある裏側には逆の立場があるわけで、流れとは本当に不思議な野球です。
6番二宮選手の打席、セカンドへ飛んだ打球を、セカンド小滝選手がグラブトス
小滝選手は精一杯のプレイだったと思います。
しかし、これが相手が掴んでいる流れ・・・なんでしょう。
二宮選手は内野安打となり2死1塁
更に7番馬場(雄)捕手のレフトヒットで2死1、2塁
8番中西選手の強い打球はショート一柳選手がライナーで止め、育英初回の攻撃が終わります。
初回の攻撃の勢い、そして育英先発野上投手の立ち上がりとフィールディングの良さや、
馬場(雄)捕手が盗塁を刺し、レフト二宮選手のファインプレイなど・・・
守備でも流れを持ったまま3回表 育英の攻撃
先頭は3番宮田選手の2打席目
左中間へ2本目の大飛球を放ち2ベースヒット!無死2塁
4番辻本選手の打席、WPで宮田選手が3進 無死3塁
初回と同じ状況となり、辻本選手は2本目の犠牲フライで4-0
4回表
先頭は7番二宮選手のサードゴロが内野安打となり無死1塁
8番中西選手は死球で出塁 無死1、2塁
9番野上投手が初球をピッチャー前に。
予選からこれまでの道才投手を観てきて、
絶対抑えられる!頑張れ!と祈るような気持ちで見守った場面
二者をセンターフライ、三振に捕り、1死2、3塁を守り切ります。
1番山村選手
2番馬場(青)選手
5回表
先頭は3番宮田選手との3度目の勝負を、4回最終打者から二者連続の三振
4番辻本選手は初回から初球を振ります。センターへヒット!1死1塁
5番別府選手の打席、牽制が逸れ辻本選手は2塁へ 1死2塁
次球WP 更に3進 1死3塁
育英は絶好のチャンスが広がり、マウンドの道才投手は「ヨシ!」と自らを落ちつかせていた姿が印象に残ります。
別府選手のレフト犠牲フライで1得点を追加。
更に6番二宮選手、7番馬場(雄)選手 両選手とも初球をセンターヒット!2連打で2死1、2塁のチャンス
ここは何とか踏ん張って欲しい道才投手。
次打者をセカンドフライ。
5-0大きくリードを取った前半育英攻撃でした。
ここからの写真は・・・また明日
村野工業の序盤の攻撃は、育英先発野上投手が初回先頭から気合いを感じる投球で、4回まで4奪三振、
2回の6番道才投手のセンターヒット、3回の9番志水選手のレフトヒット2本が飛びましたが無得点に抑え
2塁を踏ませない好投が続きました。
5回裏
2死から7番一柳選手、8番余田選手と、両選手レフトヒットの2連打で2死1、2塁
9番志水選手のサードへの打球はミスを誘い一柳選手が還り5-1
4強という壁への意識・・・
育英の甲子園へ懸ける気持ちをより一層凄く強く感じた前半戦。
きっと後半戦は村工らしさを発揮してくれるだろうと、そんな気持ちで後半戦の始まりを見守りました。
6回表 育英の攻撃
先頭9番野上投手をセカンドフライ、1番山村選手をセカンドゴロ
セカンド小滝選手へ打球が集まる回・・・。
2死となり2番馬場(青)選手は死球で出塁
そして3番宮田選手 フルカウントからショートへ飛んだ打球を、ショート一柳選手がよく捕ってファーストへ送球
宮田選手の足が勝り内野安打 宮田選手の3安打目となった。2死1、2塁
4番辻本選手はこの打席も初球からどんどん振り抜きます。
1球目はファウルとなりセンターフライ
6回裏 村野工業の攻撃
先頭2番小滝選手は相手ミスを誘うショートゴロで出塁
3番中根選手 サードへの進塁打となり1死2塁
チャンスがやってきましたが、野上投手がギアを上げて二者連続三振
7回表 育英の攻撃
先頭5番別府選手 初球をレフトフライ
6番二宮選手も初球をセカンドゴロ
7番馬場(雄)選手の初球がサード後方ファウルフライに、レフト余田選手が懸命に追いかけます。
惜しくもファウルとなってしまいましたが、その仲間のファイトに道才投手も「らしさ」取り戻せたように感じました。
余田選手ナイスファイト!ナイススマイルです^^
7回裏 村野工業、8回表 育英
互いに三者で攻撃を終え、村工球児らしさを魅せてくれた8回裏
育英は辻投手(18)へと継投します。
先頭は、3回にヒットが出ている9番志水選手から。
先頭ライトヒットで繋いで行きたい場面。
1死となり2番小滝選手の打席、2盗を決め1死2塁
やっぱりいいね!志水選手!
その後、2死2塁となり3番中根選手は四球 2死1、2塁
そして4番には吉村捕手へ替わり、ここまでの対戦で幾度もマウンドへ走り、
その後いいプレイを生みだした原動力となった田中選手が代打へ。
何かね・・・田中選手が打席に入った時には泣きそうになった。
がんばれー!ってね・・・。
打席に入る田中選手の表情がとても良くて
田中選手が何か起こしてくれそうな気がしてね。
1回戦に続き、田中選手の一球速報
初球を見送りB・・・2球目S・・・3球目ファウルと追い込まれた。
そして4球目を振り抜くと打球はライトへ。
応援団で打球の行方が見えなくて、ファウルか???と思ったらスタンドが湧いた!
2得点目となったタイムリー! 涙が・・・
試合後、お母さん方とお話しができ、田中選手のタイムリーにたくさんの人が涙出たよ~と。
なかなか1本のタイムリーで涙して下さることないよ。
田中選手の人徳、頑張りが嬉しかったんだと思う。
1回戦 神戸第一戦でも田中選手は代打で出場し、打点を挙げた。
自分へ与えてもらったチャンスに結果を残して答えることができた秋・・・
田中選手の自信にもなった秋、2打点目ですね。
田中選手の一打でチーム、選手、親御さん方にも元気を与えたよね。
村工球児らしい攻撃が見られて私も嬉しかったです。
5-2 2死1、3塁
田中選手の代走に南谷選手が入り、5番には肥塚選手に替り代打柏木選手
南谷選手も、柏木選手もこれまでベンチワークを一所懸命する姿を見ていたので
この場面での出場機会があり嬉しかったです。
みんなで夢繋げ、繋がれと見守る打席でした。
柏木選手は1B2Sと追い込まれてからファウルで粘りを魅せてくれましたが
辻投手が勝り、打球はセンター山村選手のグラブに収まります。
9回表 育英の攻撃
村野工業はキャッチャーに渡辺捕手、サードへ海津選手を置き、
2死1塁でファーストファウルフライ
ファースト奈良選手のガッツが凄くいいね!
3得点を追う9回裏 村野工業の攻撃
セカンドフライ、ファーストファウルフライで2死
打席にはファイト溢れる8番余田選手
余田選手はこの打席よく粘り、B、S、ファウル、と追い込まれてから粘りに粘って
ファウル3つを挟みB、ファウル、B
フルカウントとなり10球目 勝負の一球はレフトへ。
育英が4強へ進出、村野工業は春へのスタートとなる対戦でした。
道才投手は「なぜ自分らの野球ができなかったのか、チームで考え直したい」と。
3年生は来夏の甲子園がワンチャンスとなり、きっとこの冬彼らは
この対戦を自分たちの力に変えて前へ向かうことでしょう。
まだまだ、ぜんぜん・・・やれるよ!絶対強くなるよ!
春まで5ヶ月
一人ひとりが気持ちを持った練習に取り組んで、
また来春 自分たちの野球をし笑顔を見せてくれることを楽しみにしています
立派な8強!おめでとう。
そして育英はこの後、、準決勝3-5報徳、3位決定戦5-0神港学園戦を経て
5年ぶりの近畿大会出場へ進出を果たし、選抜への道を繋ぎました。
近畿大会でもまた強い気持ちで頑張り、ぜひ甲子園きっぷを掴んで欲しいなぁと思います