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兵庫球児たちの選抜への道 ~神戸高専 村野工業の秋~

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今週末から県大会が始まり、兵庫球児たちの選抜への道は進みますが、

その一方、一歩先の春へ向かって進んだ球児たち。

兵庫の春は、選手権のシード権を獲得する意味合いも兼ねていますが、

来春三年生になる選手たちにとっては、甲子園へ直結する大会はあとひとつ...

これからは一つひとつが「これが最後の」...が合言葉に、

高校野球最後の夏はアッという間にやってきます。


高校野球を終えた選手たちが振り返る時、冬で自分自身もチームも変わったと。

冬の中で自分自身がどう野球と向き合って、この時間をどう過ごすか...

チーム全体がどこに向かって、何に意識を置いて野球に向き合うのか...

目的を持った野球をすることが大事だということを耳にします。

長い冬に太い根を張り、冬に蓄えた力を持って春芽吹く。

そして夏、大輪の花を咲かせられるよう、自分自身に向き合いながら野球に向かってほしいなと思います。

あの時に、この時に、もっとこうしておけば良かったな...と、終わってみて分かることや

気付くことも多くあると思いますが、高校野球の終わりはすぐそこにあるということを

心の中に置いて大事な冬を過ごしてほしいなと思います。


兵庫の秋予選は、播淡地区の吉川と明石西・蒼開との1回戦

神戸地区の神戸高専と村野工業との1回戦

神戸地区敗者復活戦 葺合と村野工業との2回戦を観戦させていただきました。

その一戦、神戸高専と村野工業との1回戦を振り返りたいと思います。

春へ向かったチームへエールを込めて...。


2019年 秋季高校野球兵庫地区予選 神戸Aブロック1回戦 神戸高専vs村野工業

両校は2019年 101回選手権2回戦で延長10回の接戦を戦った同士。

あの夏、神戸高専のスタンドには3名の選手が居たので、多く新チームに残っているんだと思います。

村野工業新チームのスタート。

まだ名前と顔が一致できていない選手が多く、

名前と顔、選手たちの頑張りを記憶しながら観戦させていただきました。

試合球場は、三田あじさいスタジアム

予選ということもあって、スコアーボードに選手名は無く、

神戸高専の選手たちは背番号のみになります。





先攻は神戸高専

村野工業 先発原投手が三者で抑える立ち上がり

1番(8)選手をレフトフライ





2番(5)選手をファーストゴロ

3番(3)選手を三振に。



後攻 村野工業

1番黒田選手のレフト前ヒット、2番寺岡選手のライト前ヒット

二連打で勢いあるスタート!









3番三宅選手が初球ピッチャー前へ犠打

三宅選手は1年生 夏前の練習試合で心に止まった楽しみな選手

打席での立ち姿にも1年生とは思えない貫禄感があります。

三宅選手の送りバントが決まり1死2、3塁

チャンスに4番清水(はると)選手の内野ゴロ間に先制!1-0









2死3塁となり5番前川選手をセンターフライに





2回表 神戸高専の攻撃

4番(2)選手が四球を選び先頭出塁!

5番(1)投手のスリーバントを防ぎますが、

続く6番(6)選手がサード前へ送り2死2塁





7番(7)選手をフルカウントの末ショートライナーに





2回裏 村野工業の攻撃

先頭6番高田捕手をライトフライ





7番立岩選手の左中間2ベースヒットがチャンスメイクし

8番高木選手の打球にはミスを誘う1、3塁のチャンス











9番原投手のスクイズで1得点を追加 2-0

1塁ランナー高木選手もホームを果敢に狙いますが、

ここは3得点目を阻止しホームタッチアウト!







3回表 神戸高専の攻撃

8番(9)選手が選んだ四球、9番(4)選手の犠打

1番(8)選手を三振に取り2死2塁となったところ

2番(5)選手が右中間へのタイムリーで1得点を還します。2-1

















2死1塁 3番(3)選手をセンターフライに





3回裏 村野工業の攻撃

1番黒田選手のサード前へのセーフティーバントが内野安打に

2番寺岡選手が送り、3番三宅選手のレフトを超える3ベースヒットで

すぐ様取られた1得点を取り返します。3-1





ナイスバッティング!









さらに続く4番清水(はると)選手もレフトへタイムリー!4-1









5番前川選手はショートライナー

2死となり6番高田捕手の打席

流れを切るナイス牽制でスリーアウト





4回表 神戸高専の攻撃

2死から6番(6)選手が四球を選び出塁しますが、7番(7)選手をセカンドゴロフォースアウトに

4回裏 村野工業の攻撃

6番高田捕手をショートゴロ



7番立岩選手のレフトオーバー3ベースヒット!

8番高木選手が選んだ四球で1、3塁







高木選手の盗塁で2、3塁としたところ、9番原投手のタイムリーで5-1

立岩選手は1打席目に続いて長打2本目 2本とも得点に大きくチャンスを創り貢献しました。







さらに続く1番黒田選手の右中間2点タイムリーで7ー1と大きくリードを取ります。



神戸高専はここで(3)投手へ継投











打席は2番寺岡選手 ライトへの犠牲フライで1得点 

4回4得点を挙げ8-1













5回表 神戸高専の攻撃

1死から9番(4)選手の打球はレフトへ抜け、1番(8)選手の四球

さらに2番(5)選手のライト前ヒットで満塁のチャンスを掴みますが

ダブルプレイで切り抜けます。









5回裏 村野工業の攻撃

4番清水(はると)選手のレフト前ヒット、犠打、盗塁も絡めて2死3塁のチャンスに

2安打を放っている7番立岩選手を迎えますが、(3)投手踏ん張り手を出させない三振に













6回表 神戸高専の攻撃はビデオに残しました。

粘り強い攻撃がみられました。



先頭4番(2)捕手、5番には代打(11」選手

2つの四球を選び、6番(6)選手のサード前への犠打で2、3塁

7番(7)選手の内野ゴロ間に1得点を還します。8-2

2死3塁 8番(9)選手をセカンドゴロに


6回裏 村野工業の攻撃

神戸高専は(3)投手より(8)投手へ継投

マウンドでの表情がいいですね。



先頭8番高木選手が内野安打で出塁!



9番には代打田代選手(13)

高木選手の盗塁に送球が逸れ三進

田代選手の打球は惜しくもファーストライナー





1死3塁は続き、1番黒田選手が4安打目

レフトを超える3ベースヒットで9得点目 9-2









2番寺岡選手も続き、レフトへタイムリー!10-2









ここで(3)投手が再びマウンドへ





寺岡選手の盗塁で1死2塁とし、3番三宅選手の打球にはミスを誘います。



4番清水(はると)選手の犠牲フライで11得点目 11-2











さらに続く5番前川選手が試合を決めるセンターを超える3ベースヒットを放ち

12-2 6回コールドゲームとなった対戦でした。

















ヒット数など掲示がありませんが、記録が正しければ村野工業14安打

攻撃に繋がりもありよく打ちました。

原投手は2回以降毎回ランナーを背負いますが粘り強いピッチングを魅せてくれ2安打の好投

良いスタートを切れた新チームの初戦でしたね。

あじさいスタジアムは苦手とする網との対戦もあり、記録など間違いなどあればすみません。


神戸高専はこの後、敗者復活戦へと回り1回戦 神戸甲北との対戦で春へ進みました。

村野工業はAブロック2回戦 須磨学園と2-1の接戦。

惜しくも敗者復活戦へ回り、星陵との2回戦を6-0、3回戦 葺合に3-2と勝利。

県大会出場を懸けた舞子との第3代表決定戦へ進出しましたが春へ向かうこととなりました。

神戸高専も村野工業もこの冬を大切にして、力強い芽を出す春にして欲しいなと思います。

村野工業の秋はこの後、葺合との3回戦を観戦しました。

葺合のチーム力、選手たちの輪も感じた良い対戦でした。

改めて振り返りたいと思います。


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