災害の多かった2018年
高校野球100回目の夏の始まりは各地で地震や台風の影響があり開幕が延期になった地域が多くありました。
7月7日に開幕予定だった兵庫の夏の始まりも台風による特別警報が発令され11日に延期されての開幕になりました。
東西大会に分かれて行われた100回目の兵庫大会。
東兵庫大会は報徳学園が大角監督さんと初めての夏甲子園。
西兵庫大会は明石商業が4年連続で決勝進出し、4度目の挑戦で甲子園きっぷを掴み夢叶えた夏でした。
開幕戦は西兵庫大会、秋春でも同地区に入る龍野北と龍野との対戦
当初予定されていた7日の開幕から4日目
ようやく晴れ間がみられた11日、残念ながら今夏は開会式は行われず
明石トーカロ球場で行われる予定だった開幕戦も場所をウインク姫路球場に変えて行われることになりました。
開幕戦始球式には、障害者野球チーム神戸コスモスの中小路昇大選手(20)が勤められることになっていましたが、
それも残念ながら実現することはなく、兵庫県高野連会長 田靡氏が投手を努められ、
捕手には市川高校の元監督さんでいらっしゃる兵庫県高等学校野球連盟理事 冲永氏が
市川のユニホーム姿で始球式が行われ、東兵庫72チーム、西兵庫90チームの選手たちの夏がはじまりました。
100回目の夏☆彡
みなさんにとってどんな夏でしたか?
選手のみなさんは、それぞれの場所で、それぞれが煌き輝いた夏だったでしょうか。
東西合わせて決勝まで174試合が行われました。
どの対戦にも同じだけ選手たちの夢と想い、指導者、応援者の夢と想いも詰まった174試合だったのだと思います。
その174試合のほんの少しですが、私はテレビや球場で応援できた試合で
今夏も多くの選手の気持ちを感じたり、感動をもらったり、泣いたり笑ったり・・・。
私にとっても素敵な夏でありました。
そんなとても想い出深い夏に戻り、夏の球児たちに再び会いに行ってきたいなと思います。
毎年開幕戦を応援に行くことを楽しみにしているのですが、大幅な日程変更があり
仕事の都合で今夏は応援に行くことができなかったことが残念でしたが、
ウインク姫路球場では、西兵庫播磨地区のチームの対戦のみテレビ中継があり、
テレビでの観戦でしたが素晴らしい開幕戦を今夏も観戦することができました。
開幕戦は1得点を争う大接戦となり、2回龍野の竹内選手の先制タイムリー守りきった龍野が勝利。
龍野北の選手たちは夏を終えました。
雨続きの夏の始まりは、これまで経験したことのないような酷暑の夏へと変わり
東西兵庫大会は甲子園へ向かって進んでいきました。
私の夏の始まりは開幕の翌日12日
尼崎ベイコムで行われた尼崎双星と村野工業との1回戦でした。
この日は朝から湿度がかなり高く、選手も応援者のみなさんも
暑さ以上の身体への負担があったのではないかなと思う一日のはじまり。
尼崎双星の夏のはじまり
主将の西谷投手は開会式の選手宣誓を務めることになっていたのですが、
開会式の中止により記念すべき100回目の兵庫の夏空にその選手宣誓が響くことはありませんでした。
どんな素敵な選手宣誓だったのかな・・・
聞きたかったですね。
4回目の夏 村野工業の夏のはじまり
中根組はどんな夏を魅せてくれるのか・・・
やはり初戦の空気は緊張感があり、楽しみでワクワクした気持ちというよりは
ソワソワ、ドキドキした気持ちでこの日を迎えました。
一日でも長く、このチームの応援ができますように・・・
みんなが笑顔で煌く夏になりますように・・・
そう願いながら始まった夏。
残していた初戦の全力校歌を歌うみんなを見たら、あの日のあの時間の空気が蘇る。
2018年 第100回 全国高校野球選手権 東兵庫大会1回戦 尼崎双星vs村野工業
スターティングメンバー
先攻は尼崎双星 先発 西谷投手
後攻 村野工業 先発 一柳投手(16)
何度か一柳投手のマウンドでの姿は観たことがあったけど、
1年生からショートのイメージが強い一柳投手の先発完投は記憶にある限り初めてで、
夏前を観ていなかったので私の中では未知の世界。
どんな試合が展開されるのか・・・
楽しみな夏の始まりだった。
あっ!尼崎ベイコムでの観戦は、長い高校野球観戦の中で初めてのこと。
ベイコムへ辿り着けるか・・・
慣れない球場での観戦・・・
夏のはじまりの緊張・・・
不安と緊張と気持ち落ち着かないままのスタートで、
フト気が付けばいつの間にかカメラのモードが変なことに大失態してしまった
みんなの大事な夏のはじまりに残した写真
みんなの唇が真っ青で怖い
何だか顔色の悪くなってしまったので途中までモノクロにして残します。
大ショックのモノクロ写真3回くらいまで続きます・・・ごめんなさい
尼崎双星の初回
1番田中選手をセカンドフライ
2番山中選手をレフトフライ
3番福井選手をキャッチャーゴロ
一柳投手 なかなかの立ち上がり。
村野工業の初回
1番一針選手をセカンドフライに
2番神澤選手 センター前ヒット!
3番中根選手の打席には、神澤選手が盗塁成功
2年生の一針選手、神澤選手は3年生の最後の夏の1、2番
良い経験の夏ですね。
1死2塁 村野工業 先制のチャンス!
中根選手を三振、4番永田選手をセカンドゴロ
西谷投手 踏ん張ります!
2回裏 尼崎双星の攻撃
先頭4番中山選手が左中間へ3ベースヒット!
さすが4番 素晴らしい一打でした。
尼崎双星の先制のチャンス!
続く5番安井選手(16)が初球積極的なバッティング
しかしサードゴロ 中山選手の帰塁を阻み1死1塁と変わります。
尼崎双星は仕切り直し
6番久保田捕手がピッチャー前へ送り2死2塁
7番峯尾選手が四球を選び再びチャンスを広げます。
8番西谷投手を迎え、一柳投手は踏ん張れるか・・・
西谷投手の打球はショートへ飛び、ショート中根選手から山本選手へ
二塁フォースアウトを取り先制を阻みました。
その裏 村野工業の攻撃では本当嬉しい想い出一打が飛びました。
先頭は5番高橋(憂)選手がセンター前ヒット!
6番田口捕手が四球を選び無死1、2塁のチャンス!
続くはファースト先発のエース東崎投手
東崎投手が振り抜いた打球はライトスタンドへ
何と!先制3ランホームラン
東崎投手のホームランを観るのは初めて。
春、結構いつもチャンスで巡ってきた打席で東崎投手は苦しんでいた印象があって
この夏の先制点を東崎投手のホームランで挙げれたことは嬉しかったと同時に想いが重なった。
みんなの夏の輝きを願って贈った応援ケーキ
パティシエさんのココロイキでライトスタンドにホームランボールがそっと置かれていた。
ホームランボールの影しか写ってないけど~
気付いてくれたかな・・・
みんなを知らないパティシエさんですが、ご縁あり応援ケーキの作製をお願いして3回目の夏。
「村野工業の選手たちが甲子園へ行けますように」と、
いつもお言葉を添えていただき、村工のみんなの夢を応援して下さっています。
その応援ケーキに置いて下さったホームランボールへのパティシエさんの気持ちと
東崎投手の先制ホームランが私には重なって本当嬉しかったのです。
高橋選手の先頭ヒット、田口選手の四球
ランナーを溜めてのこの1本!
波に乗っていけた大きい1本でしたね。
そして、続く8番山本選手のライト前ヒットと盗塁
9番一柳投手の犠打で1死3塁
再びの大チャンスでしたがセカンドへ打球が集まります。
1番一針選手をセカンドライナー
セカンド峯尾選手よく反応して捕りました!
2番神澤選手をセカンドゴロに。
良い形で流れを掴んだ村野工業は、この後
一柳投手の大好投と練習の成果!堅い守備も観られました。
3回表 尼崎双星の攻撃
先頭9番井口選手のサードへの打球
サード永田選手が好フィールディングを魅せるも間一髪
井口選手の足勝り内野安打!
ファースト東崎投手の悔しい表情に際どさ感じますね。
しかし1番田中選手 初球をセカンドゴロ
2番山中選手 センターフライ
3番福井選手 粘りを魅せるも三振に。
悔しい出塁でしたが、後続をしっかり守り二塁進塁をも阻みました。
こういうところが大事なんですよね・・・。
3回裏 村野工業の攻撃
先頭は3番中根選手
一塁ランナーコーチは、この後活躍を魅せてくれる楠田選手
フルカウントからレフト前ヒット!
中根選手の二盗で無死2塁のチャンス!
しかし西谷投手も踏ん張ります!
4番永田選手をキャッチャーファウルフライ
5番高橋(憂)選手をレフトフライに捕り2死2塁
迎えるは6番田口捕手
ここで気付いたんですよね~ 何かおかしいなって~
久しぶりに慌てました笑
モノクロの暗~い観戦記 初めて書きましたけど、これも味があっていいよね
大失敗に気を取り直し・・・田口選手の打席から~
センターへの犠牲フライで1得点を追加 4-0
この貴重な1得点への喜びと、しっかり気持ち仕切り直して次へ向かう気持ちが見えるベンチ
今振り返ると、こういうところも逆サイドから観るおもしろさを感じる。
この後、田口選手の盗塁で再び2死2塁を作るも、7番東崎投手をセカンドフライに。
尼崎双星 4、5回の攻撃には4者連続三振など一柳投手の好調が続きます。
村野工業の4回裏の攻撃を迎えるところで、このページの容量がいっぱいになってしまいました。
後半戦の選手たちの頑張りは次のページへ残したいと思います。
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2018 煌夏 第100回全国高校野球選手権 東兵庫大会1回戦 尼崎双星vs村野工業 ~前半戦~
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