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兵庫球児100年のあしあと 50

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白球回想 夏の兵庫大会史

兵庫球児100年のあしあと 50


2011年の夏・・・全国の頂点に立ったのは西東京 日大三高

三高の応援に連日通った甲子園、私にとって最も大きな思い出が残る熱い夏だった。

兵庫の夏も熱すぎた夏。

東洋大姫路 原投手と加古川北 井上投手との大投手戦となった決勝は初の決勝再試合に。

この頃には、高校球児が目指す甲子園への想いをようやく深く理解できるようになったことで、

夏敗戦の辛さや悲しさ、寂しさを見ることに心が揺れ動く。

決勝までの敗戦も勿論だが、あと本当一歩で夢破れる姿を球場で目の前に観ることは最も辛い。

だから夏の決勝は球場では観ない・・・そう決めて今まできた。

この決勝もテレビの前でそっと応援した。


そして記事にもある、氷上西と姫路工業とと1回戦

姫路工業が1回18得点、2回2得点、3回18得点、4回33得点を取り71-0

衝撃的な結果だった。

夏ゼロへの自分の気持ちを動かしたこの試合。

この結果を見て氷上西の選手へどう想いを向けるか・・・。

3年生選手の最後の夏へどう気持ち寄せるか・・・。

どちらかのチームに野球の息子や、お知り合いの選手が居たとして気持ち偏ることがあったとしても、

劣勢に立たされている側にも同じ気持ちを寄せて応援しよう!と。

特に3年生には夏ゼロで終わって欲しくない。

頑張ってきた2年半、1でもいい・・・

その頑張りが自分の最後の夏に刻まれるように・・・と。

記事にこの対戦が触れられているのを見てハッとした。

あの時の気持ちを忘れずこれからも応援したい。


2012年 第94回大会

甲子園ではスターが誕生した夏。

今治西との1回戦、22奪三振、10者連続三振、常総学院との2回戦では19奪三振を奪い、

一躍注目を集めた2年生エース桐光学園 松井裕樹投手(現楽天)

今でも楽天戦で松井投手の登板を観るのが楽しみな私。

プロでもやっぱりワクワクさせてくれる投手だ。

兵庫の夏は、1999年第81回大会から13年ぶりに滝川第二が甲子園へ。

惜しくも2年連続準優勝に終わった加古川北だぅたが、加古川北のスタートダッシュ、頑張りに拍手の対戦だった。


第94回 全国高校野球選手権 兵庫大会 決勝

チーム123456789計 滝川第二 0 0 0 3 0 2 0 1 0 6 加古川北 0 1 1 0 0 0 0 0 0 2

滝川第二   佐藤-大杉
加古川第二 西嶋(5回)-岡崎(4回)-渋村

~兵庫県高校野球連盟試合速報より~
滝川第二佐藤、加古川北西嶋、両エース先発。
2回裏、加古川北、四球の後藤が本田の左越二塁打で帰り先制。
3回裏、加古川北、二死から山本一塁内野安打、別井右越三塁打で追加点。
4回表、滝川第二、馬場・澤田の連続右前打などで無死2・3塁、一死後大杉の中前打で同点。
二死後佐藤の投前ゴロの悪送球で逆転。
6回表、滝川第二、代った投手岡崎を攻める。
竹上中前打、松尾四球、藤川の右中間二塁打で2点を追加。
8回表、滝川第二、佐藤四球、森の犠打を投手が悪送球で一死1・3塁、松尾の右犠飛で無安打で追加点。
8回裏、加古川北は総力戦、代打吉見・代打田代の連続安打も無得点。
9回裏、加古川北は最後の攻撃、先頭別井左前打も後続無し。


第93回大会(2011年)

~史上初の決勝再試合に~


第93回大会決勝、東洋大姫路と加古川北は延長15回2-2で譲らず、引き分け再試合となった。


兵庫球史に残る名勝負が繰り広げられた。

2011(平成23)年の第93回大会決勝の東洋大姫路ー加古川北は、

延長十五回2-2で両者譲らず、史上初の決勝引き分け再試合にもつれ込んだ。


東洋大姫路が翌日の再試合を6-0で制し、計4時間40分に及ぶ死闘に決着をつけた。

2日間とも東洋大姫路の原樹理(現ヤクルト)と加古川北の井上真伊人の両エースが完投。

原は16三振すべてを直球で奪った前日から一転、再試合では打たせて取る投球で2安打完封。

極度の疲労の中、緩急を自在に操る相手投手の井上を手本に87球の省エネ投球だった。


5年ぶりに復帰した藤田明彦監督と鉄腕エースで「夏の東洋」が再び歴史に名を刻んだ。

1回戦では姫路工業が史上最多得点の71-0で氷上西を下すなど、記憶にも記録にも残る大会となった。


第94回大会(2012年)

~滝川第二13年ぶり制覇~


第94回大会決勝で加古川北を破り、13年ぶりの優勝を決めて喜ぶ滝川第二ナイン


2012(平成24)年の第94回大会決勝は、神戸国際大付や社、前年秋の県大会覇者・報徳と

強豪を連覇した滝川第二と、2年連続で進出した公立の新鋭・加古川北が激突した。

機動力と小技でせめぎ合ったが、右腕の佐藤智貴を中心に

守りで上回った滝川第二が6-2で制し、13年ぶりの優勝。


滝川OBの渋谷卓弥監督(現同大監督)が就任2年目で甲子園に導いた。

前年はサッカー部が全国制覇。

主将の沢田昌吾主将は優勝メダルを手に「滝二はサッカーだけじゃないぞ」と絶叫した。


一方、前年再試合の末に決勝で涙をのんだ加古川北は2年連続の準優勝に終わった。

全160試合の3分の1(53試合)が1点差ゲームで、4回戦以降のコールドゲームは一つのみ。

各校の力が拮抗(きっこう)した大会だった。


神戸新聞 山本哲志氏


兵庫球児100年のあしあと 1~20
第1回~第40回大会(1915~1958年)


兵庫球児100年のあしあと 21~30
第41回~第61回大会(1959~1979年)


兵庫球児100年のあしあと 31~40
第62回~第77回大会(1980~1995年)


兵庫球児100年のあしあと 41
第78回大会(1996年)



兵庫球児100年のあしあと 42
第79回大会(1997年)
第80回大会(1998年)


兵庫球児100年のあしあと 43
第81回大会(1999年)


兵庫球児100年のあしあと 44
第82回大会(2000年)
第83回大会(2001年)


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第84回大会(2002年)
第85回大会(2003年)


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第86回大会(2004年)
第87回大会(2005年)


兵庫球児100年のあしあと 47
第88回大会(2006年)
第89回大会(2007年)


兵庫球児100年のあしあと 48
第90回大会(2008年)
第91回大会(2009年)


兵庫球児100年のあしあと 49
第92回大会(2010年)


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