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2015 春季高校野球 兵庫県大会 準決勝 須磨翔風vs社 観戦記

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この日は朝から雨が落ちる中、試合が行われるか心配しながら球場へ向かいました。

明石球場のご関係者の方が、「この辺は雨が逸れることが多い」と言われていた様に、

以前も球場へ着くと雨が上がったという経験もあって、何げにたぶん大丈夫だろう・・・と思い到着すると

雨が一瞬上がったんですよね。

やっぱり~良かった^^とスタンドへ上がると、またパラパラ降り出して、試合後半には一時雨も収まったのですが、

風も強くかなり激しい雨が落ちるイニングもあり終始雨の中での試合となりました。



準決勝初進出となる須磨翔風は3回戦、準々決勝と応援することができ、この準決勝でも翔風カラーの元気いっぱいな

野球が観れることを楽しみに、そして社は昨冬、相生学院との練習試合を観戦に行って以来、春は初めての応援となりました。

社は今春、地区ブロック予選では加古川北を4-1、高砂南を6-1、代表決定戦では1-3から9回に3得点を奪い逆転で高砂を制して

第一代表として県大会へ進出。

県大会では、2回戦夢野台を8-1、3回戦姫路東を11-1(6回コールド)、準々決勝は延長の末、

強豪市川を3-1で下し須磨翔風との一戦となり、両チームとも勢いに乗る中の準決勝がとても楽しみでありました。

それだけにベストなコンディションで戦わせてあげたかったなぁと思う悪天候の中の対戦は、雨に勝った社、雨に泣いた須磨翔風・・・

そんな表現の対戦となりました。


2015年 春季高校野球 兵庫県大会 準決勝 須磨翔風vs社 観戦記




4年ぶりの決勝進出を目指す社、初の決勝進出を賭ける須磨翔風との一戦、

スターティングメンバーは、社は初観戦で不明ですが、須磨翔風は3回戦と同メンバーとなりました。




先攻 須磨翔風、後攻 社

須磨翔風先発は才木投手、社先発 左の田中(元)投手です。




試合は天候と同じく、初回から荒れ模様の展開となり、初回須磨翔風の攻撃では2番松本選手が右中間へヒットを放ち

勢いに乗りそうな一本が出ましたが、盗塁を刺し初回のこの守備で流れを引き寄せていったかなと思う社裏の攻撃


1死から2番久山選手が粘りを魅せてフルカウントからレフト前へヒットでチャンスメイク




3番梅本選手の打球はピッチャーと内野手の間でお見合いしてしまい落球・・・内野安打




その後2死満塁となり迎えた6番田中投手とのピッチャー対決です。


打球は右中間を破る素晴らしい当たりで社が2得点を先制します。










更に2回裏の攻撃でも翔風の守備が乱調となり社が大きくリードを取りました。

2死から1番本多選手のセンターオーバーと、2番久山選手は初回の打席の粘りを見て、この対戦キーマンになりそうな予感で迎えた2打席目

サード前に送った打球がオールセーフ内野安打となり2死1、3塁・・・




追加点のチャンスに打席には3番梅本選手

大きくレフトに上がった打球は打ち取ったかに見え、フライアウト・・・と記入しかけようと思った瞬間・・・落球し

2死からだったのでスタートを切っていた1塁ランナー久山選手も還り大きい2得点が入り梅本選手は2塁へ到達します。






更に2死2塁とチャンスは続き4番舟川選手の初球がレフトへ!


猛ダッシュで本塁を狙う梅本選手でしたが、レフト松本選手の好返球で阻みます。

松本選手ナイス返球でしたよ~^^


この頃には試合が中断するんじゃないかというくらい降って視界も悪い状態の中

そういう中で如何に自分たちの持つ力を出せるか・・・なんだと思う展開となった序盤となりました。




波乱は続き、3回表 須磨翔風の攻撃では逆に相手ミスから得点が入る場面が起こります。

先頭は7番野口選手がセンター前ヒットで出塁 




8番才木投手が送り1死2塁




9番森選手の打席では、今日もファーストランナーコーチ16番選手の「ショートの頭上!」の元気な声が聞こえます^^


森選手の打球はライトをオーバーし2ベースヒットに!

やりました!森選手が打つと凄い嬉しい^^




先頭に戻り1番片山選手が四球で1死満塁反撃の大チャンス!








翔風らしさが戻ってきたこの回、雨も忘れるくらいやはりワクワクさせてくれる攻撃を魅せてくれ嬉しかったことを覚えています。
スタンドも翔風青タオルが舞い、前列の選手が飛び跳ねている姿に思わず笑顔になりました^^

大チャンスで迎えた注目の3番逢坂選手の打席、逢坂選手の打席も何か起こしてくれそうな雰囲気を持っている選手です。




打球はサード方向に上がり2死満塁と変わるか・・・と思った瞬間、ここも落球。

二者が還り4-2と得点差を縮めます。








2死1、2塁 もう1得点と繋ぎたい翔風でしたが4番坂下捕手のヒットからの本塁への返球が勝りチャンスを阻みます。




その裏、社は2死から7番村井選手


三塁線を抜ける2ベースヒットで2死2塁とすると

8番市浦選手のセンターよりの打球がセカンド後方センターとライト間にポトンと落球しタイムリーに。

5-2と得点差を埋めます。






中盤は両チーム得点には至らず、雨も少し落ち着いた8回 須磨翔風の攻撃へと入ります。




打順は1番片山選手から、二つ目となる四死球(この回は死球)で先頭バッターが出塁


今日はこれまで2安打と当たっている2番松本選手が送り1死2塁


3番逢坂選手は初球から狙いファーストフライに倒れ2死2塁

やっぱり回って来ますよね!4番坂下捕手


センター前タイムリーで5-3と再度2得点差に。

せっかくの打席、写真がボケボケでごめんなさい><;








しかし取られたら取り返す!8回の裏 社の攻撃


先頭は8番市浦選手がセンターへヒット!




9番北垣選手が送ったピッチャーゴロの送球が逸れ無死1、2塁


1番本多選手が初球を確実に送り1死2、3塁・・・

やっぱりこの選手に打席が回ってきます。

2番久山選手が大拍手の送球もさせない三塁線へのスクイズを決めオールセーフ 6-3




更に1死1、3塁となり代打田中(祥)選手が送られ2死1、3塁となり迎えた4番舟川選手を才木投手渾身のピッチングで三振に取ります。








3得点差・・・最終回の須磨翔風の攻撃では、翔風旋風を再度魅せてくれました。

先頭6番樋口選手


フルカウントからサードゴロ1死


7番野口選手が初球をライトオーバーの3ベースヒットでチームに元気を与えます。


野口選手ナイスバッティングでしたよ~^^




最終回この大一番、8番には代打岡本選手(13)が送られ、初球からフルスイングのファウルでの2球目をレフト前に返し1得点6-4






そのフルスイングが繋がりました!ナイスバッティング^^ いい笑顔です^^


前列右から4番目の選手くんの元気を与えるこの飛びに拍手~^^笑  


次打者は9番森選手 16番選手くんの出番です^^


再び2得点差に詰めより、そして9番森選手も2本目、ライト前へ返す1死1、2塁






何とか繋いで欲しいとドキドキ見守る中、最後は社の堅守が光りWプレイで試合終了、社が4年ぶりの決勝進出を果たした対戦でした。
















何度も言いますが、終始雨の降りしきる中、社は前半の得点を2死から奪い、取られてもまた突き放すといった勝負強さが見えました。

序盤守備の乱れから得点を与えて締まった須磨翔風ですが、そんな中でも一人ひとりが何とかしよう!っていう

気持ちが伝わる攻撃が観れたことが嬉しかったですし、夏へ繋がるこの準決勝、春の大会だったのではないかなと感じます。

そして、スタンドの選手たちも悪天候の中びしょ濡れになりながら、元気いっぱいに応援する姿に感動しました。

両校の全選手に拍手を贈る対戦でした^^


プレイする選手たちもびしょ濡れ泥だらけで、身体も冷え体調を心配しましたが、

翌日には元気な姿で三位決定戦、決勝を戦えたことが何より良かったなぁと思いました。

個人的には少し強行すぎた状況での対戦だったかなぁと感じますが、これも勝負、やはり自分たちの力を発揮できた社が強かったのでしょう。

社は決勝戦でもまた観る私たちに感動を与えてくれた戦いを魅せてくれました。

その選手たちのがんばりは・・・また決勝戦観戦記にて


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