第97回大会決勝の再戦 明石商業と滝川第二、昨秋季大会決勝の再戦 神戸国際大附属と報徳学園
熱い素晴らしい準決勝でした。
明石商業と滝川第二との対戦
両校は昨秋県大会2回戦で対戦し、明石商業10-3滝川第二(8回コールド)
滝川第二の選手たちはリベンジの夏
明石商業らしいスクイズで先制された後すぐさま逆転、滝川第二らしい力強い攻撃でした。
夏での再戦も、明石商業の戦い方、チームカラーを発揮し勝利。
3年連続の決勝進出はさすがです。
神戸国際大附属と報徳学園
準決勝の抽選で対戦が決まり・・・
この2校が準決勝で戦うのかと思うと、個人的には決勝で観たかったなぁ~と少し残念な気持ちに。
東京六大学で注目を集める早慶戦のように、兵庫高校野球の早慶戦の如く多くの方が楽しみされただろう一戦。
今日は球場へは応援に行けずラジオで聴きながらの応援でした。
国際が犠牲フライで先制したその裏、2死ランナー無しからの6番池上選手、7番片岡選手、8番神頭選手の三連打で1-1
6回表 猪田捕手のレフトへの一発は結果大きな勲章打となったが、
その裏 西垣投手の打球をセンターを守る谷口選手のガッツ溢れる大ファインプレイは
速報にも書かれてあるように勝敗を分ける大きなワンプレイだったと感じました。
神戸国際大附属が1得点をリードし迎えた9回裏
報徳学園の攻撃この1イニングは、今夏私の中の名勝負のひとつとなりました。
帰ってから録画で観て、また感動した両チーム気持ち溢れる9回裏
1死から岡本主将 ピッチャーゴロに好走塁で出塁し主将の意地と甲子園へ懸ける想いを見た。
2番永山選手のファーストゴロはカバーと送球乱れ1死1、2塁
報徳スタンドの熱い応援に鳥肌が立った。
この時点で4番篠原捕手に打席が回ることが決定し、神港学園北原監督さんの言葉のように
どちらも勝たせてあげたい気持ちになりながら、ドキドキすぎて思わず車を止めて行方を聞き入った。
逆転の報徳・・・なるか。
絶好のチャンスが到来し、注目の3番小園選手
小園選手の粘りと巧みな岡野投手との「術」対決に痺れた。
小園選手が三振に倒れ2死1、2塁
4番篠原捕手の想いこもった打球はライトへ、報徳学園の夏 最後の一球となった。
奇しくも秋の決勝、あの時と同じスコア 神戸国際大附属2-1報徳学園
これも両校の縁なのかもしれないですね。
秋は準優勝でも近畿大会の頑張り如何で選抜の道はある。
でもこれは夏ですもんね・・・
報徳学園の選手たちの涙を見ると重い2度目の2-1となりました。
両校の挨拶後、神戸国際大附属 猪田捕手へ、報徳学園 篠原捕手が自分から身体を寄せて泣いていた。
切磋琢磨してきた同志、美しい姿でした。
後輩たちはこの悔しい気持ちをバネに、また一所懸命練習して兵庫の頂点を目指して強くなっていくことだろうと思います。
報徳学園の選手のみなさん 夏お疲れさまでした。
3年生選手のみなさん 秋から数々の感動をありがとう!
高校野球お疲れさまでした。
神戸国際大附属は、2014年第96回大会以来の夏制覇、今春選抜に続き2季連続甲子園出場を懸けて明石商業と決勝を戦います。
またこの対戦も色々な人が、色々なことを想い見守る対戦になりそうです。
両校は春の県大会準々決勝で対戦し、3-0で明石商業が勝利したのも記憶に新しいですが、
両校の夏決勝の対戦が決まった時には、2015年夏97回大会準決勝へタイムスリップした方も多いのではないでしょうか。
あの夏も暑い熱い夏でしたね。
4-4からの延長で、迎えた11回裏
まだその時は2年生だった昨年の明石商業主将大西選手によるサヨナラホームランで神戸国際大付属の夏は終わりを迎えた対戦でした。
今の3年生は入学したての1年生で初めての夏の大会。
あの一瞬を・・・あの悔しさを・・・覚えていると思いますが、私もあの日スタンドで応援をしていて
あの一打に球場中の人の時が止まったかのような空気が今も蘇る私の中でも名勝負。
今春の対決より色濃く残る夏の一戦です。
神戸国際大附属の選手たちは先輩たちの想いを晴らす絶好の対戦相手。
明石商業は三度目の正直、今夏こそ夏の甲子園へ。
明日も球場へは行けず録画での観戦となりますが、あの夏の決勝戦と同じように帰るまで結果は見ずに、
2017年 兵庫球児たちの夏最後の一戦をそっと見届けたいと思います。
神戸国際大附属、明石商業の選手のみなさん
記録より、記憶に残る素晴らしい決勝戦になりますように。
7月27日 準決勝対戦結果です。
【ウインク姫路】
第1試合
滝川第二 002 000 000=2
明石商業 010 100 02× =4
滝川第二 髙島、柚木、市原ー江端
明石商業 加田ー山本
兵庫県高校野球連盟試合速報より
1回両チームともに2塁に走者を置くが無得点。
2回表滝二:一死から6番遠藤、7番山根の連続安打で一死1、2塁とするが後続が断たれる。
2回裏明商:連続四球で無死1、2塁。
滝二:投手柚木に交代
犠打で一死2、3塁後、さらに四球で一死満塁とし、9番加田のスクイズで先制点。
3回表滝二:先頭1番山本が左前打、犠打で一死2塁。内野ゴロ間に二死3塁とし、
次打者の内野ゴロ送球エラーで同点に追いつく。
さらに5番重田の中前打で二死1、3塁と攻め、6番遠藤の左前適時打で逆転に成功。
3回裏明商:先頭四球、3番山本の左前打で無死1、2塁。犠打で一死2、3塁とするが好機を逃す。
4回裏明商:二死から9番加田が左中間2塁打で出塁、1番倉見の右前適時打で同点とする。
(5回までの安打、滝二:8、明商:4)
6回表滝二:先頭7番山根が中前打、犠打で一死2塁、
二死後四球で1、2塁から内野ゴロ送球エラーが出るが、2塁走者が本塁寸前でタッチアウトとなる。
7回表滝二:二死から5番重田、6番遠藤の連打で2死1、2塁とするが無得点。
7回裏明商:二死から2番田渕が右中間2塁打、次打者の四球で1、2塁とするが得点ならず。
8回裏明商:一死から6番竹内が右中間2塁打、
7番後藤が左前打でつなぎ、さらに盗塁で2、3塁とし、8番来田のスクイズで勝ち越す。
さらに9番加田の右前打で2点差とする。
9回表滝二:先頭3番髙松が中前打で出塁するが、後続が断たれゲームセット。
明石商業が3年連続の決勝進出を決めた。
滝川第二の選手のみなさん お疲れさまでした。
3年生選手のみなさん 高校野球お疲れさまでした。
第2試合
神戸国際大附属 000 011 000=2
報徳学園 000 010 000=1
神戸国際大附属 岡野ー猪田
報徳学園 西垣ー篠原
本塁打 神戸国際大附属 猪田
兵庫県高校野球連盟試合速報より
(速報には、6回表 神戸国際大附属の攻撃で、先頭の猪田が左翼席に豪快にソロホームランを放ち再び勝ち越す。
とありますが、この回の先頭は3番森田選手で、ショートフライ1死~4番猪田捕手1Bからの次球をレフトスタンドへHR!だと思います)
昨年秋の県大会決勝の再現となる戦いの前半は、国際が押し気味で試合が進め、
初回から再三得点圏に走者を進めながらも、報徳の先発西垣が粘りの投球で得点を許さない展開となった。
一方、国際のエース岡野は序盤3回こそパーフェクトに抑えたが、中盤の4回に報徳に初安打を許すと、
報徳学園打線も徐々に岡野を捉え始めた。
試合が動いたのは5回。国際は先頭の1番大丸が右前打を放ち出塁。
さらに続く8番田渕のバントが相手内野陣のミスを誘い、無死1・2塁に。
ここで9番岡野が手堅く送り、一死2・3塁と好機を拡大。
この絶好機に当たっている1番後藤が中犠飛を放ち、国際が待望の先制点を挙げた。
しかし報徳もすぐさま反撃に転じる。
直後の5回裏、二死走者無しから6番池上、7番片岡、8番神頭が三連打を放ち、すかさず同点に追いつき試合は振り出しに。
しかし国際も直後の6回表、先頭の猪田が左翼席に豪快にソロホームランを放ち再び勝ち越す。
これで試合の行方はまったく読めない展開となった。
試合が動き始めた気配が漂う中、その裏の報徳の攻撃では、
先頭の9番西垣が放ったセンター右へのライナーを、国際のセンター谷口がダイビングキャッチ。
結果的に、この超ファインプレーで流れを引き寄せたのが大きな分かれ目となった。
その後は9回表まで試合は淡々と進んだ。
9回の報徳は、一死から1番岡本が内野安打を放ち、執念の出塁。
さらに続く2番永山が敵失を誘い一死1・2塁とチャンスを拡大する。
しかし国際のエース岡野は、ここで3番の小園を空振り三振、4番篠原を右飛に打ち取り試合終了。
優勝候補同士の熱い戦いは、昨秋に続いて神戸国際大附属に軍配があがった。