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全国高校女子駅伝 大阪薫英女学院~自主性が生んだ優勝~

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大阪薫英女学院陸上部 安田監督さん


高校野球の歴史101年には少し短い高校男子駅伝の全国大会は67回。

それに比べて高校女子駅伝の歴史は28年と意外に浅い。

高校硬式野球も男子に比べれば女子硬式野球の歴史も男子野球にはほど遠く、

第1回全国高等学校女子硬式野球選手権大会が開催されたのは1997年と

女子高校駅伝よりさらに短い19年ほど、女子スポーツのこれから更なる発展を願うところ。

その高校女子駅伝で28回目の全国大会が昨日行われ、

大阪薫英女学院が2014年以来2年ぶりに2度目の優勝を果たしました。

大阪薫英女学院陸上部選手のみなさん 優勝おめでとう


その記事が今日の神戸新聞に掲載されており、興味深く読み進めること・・・

なんと!大阪薫英女学院陸上部の安田監督さんは

今秋の大阪大会、明治神宮大会を制し二冠を達成した履正社高校野球部 

あのスラッガー安田選手のお父さん。

あんな優秀な選手だから、お父さんの野球DNAを受け継いでいるのだろうな?なんて

勝手に想像していたのでビックリ@@

2007年に大阪薫英女学院陸上部の監督さんに就任される以前は

中学校で23年もの間、陸上部のご指導をされて来られたというご経歴。

選手の自主性を大事にご指導されておられるという安田監督さんの指導方法とはどんなものなのか、

選手たちがそれを身に付け行動できているとことに、とても興味深い内容の記事でした。

どのスポーツに於いても、気付き・・・考える・・・行動する・・・かが如何に大切か、

それが自分自身、そしてチームの強さとなるのだと、

高校野球のご指導者と、選手の向き合い方についてお話しをする中でもキーワードとして出てくる

「自主性」

同じ目標を持って取り組んでいても、50人の選手が居れば50人

それぞれ目標に対して取り組む姿勢、気持ちの強さなど・・・違うのは当たり前。

その当たり前を、どう50人の心を近いもの、ひとつにするか・・・

選手たちの行動、発言などをお聞きすると、

「いまどき世代」は、自主性=自由・・・

自由から生まれる想像もしない突飛な行動をする選手も少なくない。

何でそうなるの~???と頭を抱えられるご指導者も少なくないのではと想像する。

自主性を育てるという、そう簡単なことではない課題の中で、

ご指導者は選手一人ひとりと向き合い想いを持ってご指導されておられる。

親であっても我が子にもそんな全力で向き合うことができているだろうか?

そう思うと頭が下がる想いです。

そんな監督さんの想いに応え、選手自ら勝つためには・・・を考え行動し、

見事、全国優勝を果たした大阪薫英女学院陸上部 安田監督さんの言葉をご紹介したいと思います。


~神戸新聞記事より~

全国高校駅伝女子で2年ぶりの優勝を果たした大阪薫英女学院

強豪らしからぬ少ない練習量と、自主性を重んじる指導法で2年ぶりに栄冠を掴んだ。

「この一年、生徒も私も『何としても』というのがあった」

最高のクリスマスプレゼントになった。

2連覇が懸かった昨年は、大会前に故障者が出て3位に沈んだ。

もともと選手の体調には気を配っていたが、大一番にピークを合わせる難しさを改めて実感した。

「しっかり本音を聞き出さないと、痛みを我慢して続けてしまう」と反省した。

対話を増やし、オーダーにも選手の意見を反映した。

けが明けで本調子でない主将の嵯峨山菜未選手を「本人の思いが強かった」と最長の1区に抜てき。

「指示を待たずに子どもたちが考えて決めた。だからみんな落ち着いて走れた」

アンカーがゴールテープを切っても「もう55歳。いい思いもして、落ち着きも出てきた」と表情は大きく変わらなかった。

しかし、ここ数日は思うように眠れず、午前1時に目が覚めることも。

「知らず知らずに重圧があったみたい」と漏らした。

次男の尚憲さん(17)は高校野球で大阪履正社高の主軸打者だ。

実力は東京 早実高の清宮幸太郎選手と並び称され、今秋の明治神宮大会で優勝した。

これも奮起の材料で「大きな舞台で活躍し、父としては負けられない」と面目を保った。

私生活では「ずっと考えていても仕方ない」とテレビのスポーツ番組を見ることもしない。

趣味は読書。

社会科教員らしく、歴史関係の本がお気に入り。


高校野球の監督さんと、野球に全く素人な私との会話の中で

「勝てるチームとは?」どう思いますか?という話しになった。

私は、そのかなり難しい質問に・・・ん~ん・・・

「信頼関係じゃないかと思います」と一言答えた。

ご指導者と選手との信頼関係を築くことが、指導より何より難しい。

その監督さんは「選手を100%信頼をしている」

だから選手に対して全力で向き合うとも言われた。

その想いを選手の心に届ける・・・これがまた難しい。

届いて欲しいとも切に願う。

大阪薫英女学院が全国優勝を果たすことができたのは、

選手たちの頑張りはもちろん、この難しい選手との信頼関係、

そして監督さんの想いが選手たちの心に届きもたらした最高の結果ではないかと感じます。

自分たちで考え行動できることは、誰かに言われたからやるのとは違い大きな力を生み、

そして、自分たちで考え決めたことは何より強い気持ちを生むのだと思う。


選手千差万別、どうしたら想いが伝わるか?どうしたら選手たち一人ひとりの能力を引き出せるか?

どうしたら勝てるチームが造れるか?と選手以上に考え行動されておられるご指導者のみなさんの

ご指導法、お考え、選手との接し方をもっと知ってみたいなと、この記事を拝見し思い、以前から興味津々な題名の著書

~101年目の高校野球「いまどき世代」の力を引き出す監督たち~を取り寄せました。

錚々たる監督さん方の「いまどきの世代」の力を引き出すご指導法とは・・・

興味深い一冊との出会い、届くのが楽しみです。

101年目の高校野球「いまどき世代」の力を引き出す監督たち


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