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2016 夏ふたたび 第98回全国高校野球選手権兵庫大会2回戦 甲南vs村野工業

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2016年7月15日 快晴の明石トーカロ球場

開幕から7日
村野工業は前日の悪天候で予定の試合はスライドし、ようやく迎えた初戦。
甲南は神戸北との1回戦10ー9と大接戦でサヨナラ勝利し、この2回戦へと進んで来た。

1回戦 神戸北と甲南との対戦スコア
神戸北 210 033 000  =9
甲南  004 020 202×=10

夏直前、甲南と村野工業は練習試合で対戦しており、前半の投手戦、後半村野工業が少ないチャンスを生かし3-0で勝利、夏2回戦で対戦することとなった。












この試合はいつもの1塁側で観ようと思っていたのですが、
スターティングメンバーアナウンス時に流れる校歌を撮りたいなと思い、
3塁側甲南スタンド近くへ座らせてもらいました。
先攻3塁側 甲南スタンドから元気いっぱいな校歌、1塁側後攻村野工業の全力校歌斉唱を聞かせてもらった。















いつも観戦する席へ戻ろうと思ったら、村工ベンチ前では円陣が組まれ士気を高める姿、
そして両スタンドからエール交換に見入ってしまい、席を移動するタイミングを逃してしまった。
選手たちがホームを挟み試合開始、前半戦をその場所から見守ることにした。


第98回 全国高校野球選手権兵庫大会2回戦 甲南vs村野工業






村野工業 先発澤邉投手

1回表 甲南の攻撃



先頭バッター石田選手がレフト前ヒットで出塁



2番中井選手の打席 キャッチャーの捕球が逸れる間に石田選手が進塁を試みるも、
藤原捕手が自らカバーし阻止、ナイスプレイが見られました。



ランナーが無くなり、中井選手が内野安打で出塁。
3番二階堂選手を迎えます。





中井選手が盗塁を決め1死2塁と先制のチャンスを広げたところで
二階堂選手の打球はレフトを大きくオーバーし先制。















更に4番淺野選手がセンターへの連続タイムリーで初回2得点を先取。
1回戦接戦を勝ち抜いただけある自信と勢いを感じた甲南の初回でした。








一方、村野工業の初回

甲南先発は渡邉投手

1番濱中選手 内野ゴロに送球Eで出塁。
2番渡邉選手の打席、2Sと追い込まれた3球目 
濱中選手が盗塁を試みるも松尾捕手の好送球でランナーが無くなります。
2死となり3番小林選手 セカンドへの打球に送球が乱れ出塁。
そして4番 吉村選手への初球 小林選手が前へ攻めるも再び松尾捕手が阻止。
甲南は送球ミスが2つ重なったが、松尾捕手の好プレイ2つに助けられた村野工業の初回でした。


2回表 甲南の攻撃
2死から好守備を魅せている9番松尾捕手のライトヒット
1番石田選手が2安打目ショートへの内野安打で2死1、2塁と追加点のチャンスに
澤邉投手が踏ん張りサードゴロ 追加点を阻みました。


2回裏 村野工業の攻撃
4番吉村選手をセカンドゴロ、5番市村選手をサードゴロに捕り2死



6番冨永選手が四球で出塁するも渡邉投手ひとつ目の三振に取り3回甲南の攻撃へ。


3回表 甲南の攻撃
先頭は先制タイムリーを放った3番二階堂選手と澤邊投手との2打席目の勝負。

初球をセンターフライに捕り1死

4番淺野選手レフトヒット!





そして5番轟選手の打席

思わぬアクシデントが起きた。

打球が澤邉投手に直撃してしまい・・・無念の降板。
打球は左腕投手の左腕へ当たってしまったので本当に心配したが、
その後すぐベンチで澤邉投手の姿が見られたので大事ないことを祈りながら見守った。
澤邉投手に替り、道才投手(5)が救援し1死2塁から試合は再開。
先輩たちの声・・・力になります。



濱中主将のキャプテンシーがカッコいい。











6番岩本選手のセンターヒットで2死1、3塁となるが、
7番中村選手へフルカウントの末に三振



河野監督さんがとびきりの笑顔で道才投手を迎えていた姿がとても印象に残っています。







澤邉投手の負傷が心配の中、嫌な空気を切ったこの三振はチームに元気を与えましたね。
道才投手2年目の夏、またひとつ大きな経験になった一球だったと感じます。
道才投手のこういうところの心の強さは本当に凄い。

その裏、村野工業の攻撃

2死から1番濱中選手がセンターヒットで出塁するもセカンドゴロ
2塁を踏ませない渡邉投手の好投が続きます。


1番濱中選手





2番渡邉選手




4回表 甲南の攻撃
8番渡邉投手のレフト前ヒット、1番石田選手のレフト前ヒットで1死1、2塁











2番中井選手のセンターフライにセカンドランナー戻れずWプレイ!












4回裏 村野工業の攻撃

3番小林選手が初球をライトヒット!



4番吉村選手のセカンドゴロをWプレイに!
両チーム好守備が見られた4回の攻防でした。

4番吉村選手





2死となり5番市村選手

レフトへ大飛球のファウル惜しかった!


5回表 甲南の攻撃
1死から4番淺野選手の四球、5番轟選手のセンターヒットで1死1、2塁
6番岩本選手のショートゴロに4→3 2つ目のWプレイ!

1番石田選手

2番中井選手






5回裏 村野工業の攻撃
1死から7番濱野選手が3塁線を破る2ベースヒットが飛び、初めて2塁へランナーが出塁。
濱野選手の打席、一眼のビデオで綺麗に撮ろうと思ったんですが・・・
カメラが重たすぎてブレブレ><;せっかくのナイスヒットが・・・


この後、渡邉投手の頑張りも凄い!二者を取り惜しくも反撃ならず、
6回裏は二者連続三振、ピッチャーゴロと3人で抑えます。










ここまで既に11安打を放っている甲南の攻撃を、
好守備で1回の2得点に抑えていた前半戦でしたが
6回表 先頭7番中村選手のヒットをきっかけに動き始めます。

中村選手を8番渡邉投手が送り、9番松尾捕手が死球 1死1、2塁







次打者は、ここまで3打数3安打の1番石田選手。
4打席目はレフト前にタイムリーを放ち3-0
中盤貴重な1得点が入ります。
石田選手はこれで4打数4安打1打点 凄いです。





更に2番中井選手がサード前へナイスバント!
1死2、3塁とチャンスを広げますがライトフライ
道才投手踏ん張ります。






7回表 甲南の攻撃は4番淺野選手のセンターヒット1本で切り抜け、
終盤戦村野工業の反撃開始です。


















7回裏 スタンドでは恒例の村工祭りで攻撃開始。


先頭は4番吉村選手がセンター前ヒットでチャンスメイク!
5番市村選手も続きレフト前ヒット!
6番冨永選手が初球をナイスバント!1死2、3塁 最大のチャンスを迎えます。
が・・・ここも渡邉投手が踏ん張り、あと一歩。
今この場面を見返すと、あの時の緊張が蘇ります。

スタンド選手たちの応援プレイも更に元気いっぱいに仲間へ勇気を与えますね。
制服姿の彼らは3年生選手の同級生かな・・・選手たちと一緒に一所懸命応援していました。
惜しくも得点には至らなかったけど、村工らしさがみられた7回の攻撃でした。
8回の攻撃では、この回連続ヒットを打った吉村選手、市村選手が再び活躍を魅せてくれました。

8回表 甲南の攻撃
先頭は7番中村選手が四球で出塁し、8番渡邉投手が送り1死2塁
9番松尾捕手は攻守に活躍し、レフトフェンス直撃のタイムリー3ベースヒット!4-0
終盤、大きな4得点目を挙げ突き放します。








8回裏 村野工業の攻撃



先頭は、9番道才投手に替り肥塚選手(15)がEで出塁









ここからは映像で・・・。
1番濱中選手をセカンドゴロ フォースアウト 
1死1塁と替り2番渡邉選手 
投手強襲ヒットで1死1、2塁とし、3番小林選手をレフトフライに。
2死1、2塁 そして4番吉村選手、5番市村選手が二者連続タイムリーを放ち待望の2得点が入りました。
渡邉投手を前に初回から苦しんで苦しんで、そしてこの2得点
とても嬉しかったです。
市村選手は怪我で離脱していた苦しい時期があったと伺っていたので
この復活の夏、7回のヒット、そしてこのタイムリー本当嬉しかったです。
吉村選手も2年目の夏、先輩の夢に元気を与える2打席連続ヒットでした。
二人のタイムリーで2得点差に追い上げ4-2
2死1、2塁 6番冨永選手の打球はショートへ。
またこの回を見ると涙が出る・・・。


そして最終回・・・

甲南の攻撃
村野工業は道才投手から林田投手(11)へマウンドを託します。

先頭3番二階堂選手をセカンドゴロ
4番淺野選手をサードゴロ
5番轟選手へは渾身の三振に。







林田投手はこの1イニングの夏でしたが、記憶に深く残る最高のピッチングを魅せてくれました。




2得点を追い9回裏 村野工業の攻撃



先頭は7番濱野選手 2安打目 レフト前ヒット!

濱野選手のこのヒット・・・表現し難すぎなのですが、とても嬉しかったです。
濱野選手の代走に小滝選手(14)を置き、8番藤原捕手の打席
英心には悔い無きフルスイングを・・・。
1死1塁となり、9番には代打綱岡選手が入ります。
綱岡選手の登場は本当嬉しかった。
綱岡選手はスタンドの仲間たちの応援プレイが聞こえていただろうか・・・
一世風靡セピアの前略、道の上より
カッコ良かったね。

そして、これも偶然ではなく巡り合せだったのでしょう。
村野工業 濱中組の夏、最後となった打席には主将濱中選手が。
甲南へ夢託した対戦でした。





3年生にとって全てが高校野球の良い思い出となって欲しい。










気が付けば村野工業のみんなの夏は終わりを迎えていて、アッという間の2時間半でした。
できることならもう一度、いつもの席でゆっくりとこの時に戻ってみたいと思うほど・・・。
いつも試合では写真を残すけれど、できるだけ映像を残そうと思ったこの対戦。
それが良かったのか・・・今でもわからないけれど、
夏以来はじめてこの対戦の野球ノートを開き
こうして順を追って写真や映像で辿りあの日に戻ることができました。
精一杯戦う選手たちの姿をもう一度見ることができて良かった。
村野工業のみんなの夏は、壮行会から貴重な時間を共有させていただき、
やはり想いもたくさんあった夏でした。

試合前、3年生のご父兄のみなさんのお気持ちで、
3年生がこの夏のために作ったチームシャツと同じ物を私にも作って下さり頂きました。
背中には3年生選手20名の名前、袖には、わざわざ私の名前の刺繍まで入れて下さり、
みなさんのお気持ちが凄く嬉しすぎました。

最高の友と戦った2016年 夏



試合後、冨永選手のお父さんがそっと寄せて下さったあったかいお気持ち。

藤田選手、片岡選手、綱岡選手のお母さんが記念にと下さったお気持ち。

選手、ご父兄のみなさんからの温かいメッセージ。
 
全てが温かく本当に嬉しい一年でした。
全部を大切な思い出として、ようやく・・・ようやく残すことができました。
忘れられない一年、そしてこの夏をまたいつか・・・
素敵な高校野球の思い出として懐かしく覗いて戴けたら嬉しいです。
濱中組の選手のみなさん、ご父兄のみなさん
本当にありがとうございました。
また、澤邉投手は特に心残りの夏だったと思うけれど、
高校野球で残したもの、気持ちをこの先の大学野球へ向けて欲しいと思います。
頑張って下さい。
3年生選手のみなさんが幸多き未来でありますように。

そして、甲南の選手のみなさん
渡邉投手の力投、15安打の打線 強かったです。
練習試合で見せてもらった走攻守全力な姿は、この試合でも生かされていて素晴らしかったです。
甲南はこの後、3回戦淡路三原との接戦で夏を終えました。

2016年 夏 甲南球児たちのあしあと
1回戦 対 10-9 神戸北
2回戦 対  4-2 村野工業
3回戦 対  6-7 淡路三原  

村野工業、甲南の選手のみなさん
忘れられない2016年夏の一戦を、ありがとう。
そして3年選手のみなさん
高校野球 お疲れさまでした。


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