試合の合間に紅葉狩り 村野工業ひよどりグラウンドにて
今年の高校野球観戦は先日の親善大会で終了かなぁ~と思っていたのですが
兵庫では私学大会が行われており、今日は3ブロック1位通過した3チームによる
総当りの優勝決定戦が行われるとのことで応援に行って来ました。
3ブロックの1位校は須磨学園、村野工業、報徳学園の3校
第1試合は須磨学園と村野工業、第2試合 須磨学園と報徳学園、第3試合は村野工業と報徳学園
総当り戦で2勝したチームが優勝となります。
第1、第3試合を観戦しました。
私の今年最後の試合観戦記を残したいと思います。(写真は後ほどアップしたいと思います)
第1試合 須磨学園と村野工業との対戦は、
須磨学園5安打1得点、村野工業4安打2得点のロースコア投手戦となりました。
先攻 須磨学園 先発(18)
後攻 村野工業 先発赤尾投手(11)
1回表 須磨学園の攻撃
先頭(4)選手が四球出塁するも2番(6)選手のピッチャーゴロをWプレイ、3番(7)選手をセカンドゴロ
村野工業のいい守備が見られた初回
その裏、村野工業の攻撃
1番南谷選手
2番川本選手
2死から3番海津選手がフルカウントからライトヒットでチャンスメイクすると、4番美安選手が初球をライトヒット!
3番海津選手
4番美安選手
更に5番毛利選手の打席の2球目
ボール球がミットから溢れる間にランナーそれぞれ進塁
毛利選手が四球を選び2死満塁
打席には6番水田選手
ファーストへの強い当たりが飛び抜ければという場面でしたが、
須磨学園ファースト(3)選手の反応が良かった!
ファーストライナーで惜しくも三者残塁
6番水田選手
水田選手ナイスバッティングでしたよ~!
2回表 須磨学園の攻撃
先頭は水田選手のライナーをキャッチした4番(3)選手
左中間を破る3ベースヒット!さすが4番の一振り
無死3塁の大チャンスに5番(5)選手
ライトへ先制のタイムリー!1-0
2回裏 村野工業の攻撃は8番高倉捕手の内野安打1本
7番麻木選手
8番高倉捕手
9番赤尾投手 送りバントを決めて2死2塁
1番南谷選手
3回表 須磨学園の攻撃は1番(4)のライトヒット1本
そして3回裏 村野工業の攻撃
1死から3番海津選手が初球をレフトヒット
海津選手好調2安打目、守備も軽快で良いプレイが観られました。
4番美安選手の打席に盗塁を決め美安選手はストレートの四球
更に5番毛利選手は死球
1死満塁のチャンスに、またまた6番水田選手の打席が回ってきました。
初球を見事にスクイズで1-1同点にし、7番麻木選手の打席にはWPで勝ち越し2-1
これが決勝点となり、その後両チーム投手戦の始まり。
須磨学園は3回の1番(3)選手のヒットから、7回の5番(5)選手レフト2ベースヒットと
8回 7番(17)選手のセンターヒット2本に留まり赤尾投手ナイスピッチング!
7回にはピッチャーライナーから飛び出したセカンドランナーをWプレイに取り赤尾投手ナイスフィールディングでした。
赤尾投手5安打1失点完投ナイスピッチングでした。
また、村野工業も4回以降(18)投手が好投し、
5回に5番毛利選手への死球でランナーを出すに留まり、7回までを4安打に抑えました。
8回には(19)投手へ継投し、三人で締める好リリーフ
須磨学園はバッテリーミスでの失点が勝敗を分けてしまいましたが、
両チーム無失策で締まった良い対戦を観させて戴きました。
須磨学園は続いて第2試合 報徳学園との対戦
11-1で須磨学園が圧勝し、第3試合 村野工業と報徳学園との対戦へ入ります。
第3試合 村野工業と報徳学園との対戦
先攻は村野工業 上田投手(1)が先発登板
後攻報徳学園は背番号がなかったので全く選手は分かりません。
報徳先発投手は気迫溢れる気合いっぱいな投手でした。(名前が分からないのがとても残念)
1、2、3回 村野工業の攻撃を3人で抑える立ち上がり。
報徳学園の1回表の攻撃
2番のセーフティーバントが内野安打に。
3番のレフトヒットの連打から4番のセンターへの犠牲フライで先制 1-0
2番選手の足が生んだ先制点でした。
2回裏には6番選手の四球をきっかけに8番選手の打席
二盗を決めるとその送球が逸れ2死3塁のチャンスをもらい、PBで6番選手が還り2-0
3回裏を上田投手が3人で抑え、4回表 村野工業の攻撃へと入ります。
打巡は2巡目に入り1番南谷選手から。
センターへのヒットでチャンスメイク!
2番川本選手が送り1死2塁
3番海津選手の打席、PBで南谷選手が三進すると、
海津選手のファーストゴロが内野安打タイムリーとなり1得点を還します。2-1
その裏4回報徳学園は2死から5番のライトヒットが飛びますが無得点
5回表 村野工業は先頭6番佐木田選手がセンターヒットで出塁しますが、
報徳学園投手のナイス牽制でランナーを無くし、後続二者を捕り無得点。
5回裏 報徳学園の攻撃は、1死から8番選手の四球でランナーをもらいますが、
二盗を狙った8番選手を高倉捕手がナイスな送球を魅せ、タッチアウト!に見えましたが
落球したのかな・・・1死2塁となり9番選手のライトフライでタッチアップ 2死3塁と攻め
更に1番選手が四球で2死1、3塁
流れを渡さないためにも守り切りたい場面。
2番選手のサードファウルフライを、サード毛利選手が捕り無得点に抑えます。
毛利選手ナイスファイトでした!
今日の毛利選手、いい表情で野球してたなぁと思います。
5回を終え報徳学園2-1村野工業
1得点差・・・両チーム共に小さなミスから得点を生んだ場面がありましたが、
村野工業は走塁面で報徳学園の守備が上回ったかなと思う前半戦でした。
後半戦に入り6回表
村野工業は1死から1番南谷選手が2安打目 レフトヒットで出塁するも二者を捕られ無得点
その裏 報徳学園は3番からの好打順でさすがだなと思う攻撃がみられました。
3番選手のレフトヒットに、4番が送り、5番のライトヒット、6番のレフトタイムリーで3-1
1死1、2塁と替り7番選手のインフィールドフライで1死1、2塁
8番選手の打席 セカンドランナーが三盗を狙いますが
高倉捕手が、いいスローイングを魅せ無得点に終わります。
村野工業の7回表の攻撃は1死から5番毛利選手が調子いいですね~ライトへヒットが飛びますが
ここも二盗を狙った毛利選手を報徳学園の堅守で先に進ませません。
走塁死は残念な結果だったんですが、毛利選手は前半の打席では、
初球を狙った攻撃をしていましたし、積極的に攻める姿勢がとても印象に残っています。
7回裏 報徳学園の攻撃では3番選手が3安打と好調
1死から9番代打選手が四球で出塁すると、1番選手に初ヒットが生まれ1死1、2塁
その後2死1、2塁とし3番選手のレフト前タイムリーで4-1とジワリ引き離します。
この回、村野工業はセカンドの川本選手をレフトへ、セカンドへ水田選手が入ります。
8回表 村野工業の攻撃時には報徳学園投手が交替し
替りばな8番高倉捕手がナイスヒット!センター返し!
9番には初めて打席を観る代打永田選手(14)がセカンドへの進塁打
1番南谷選手のショートゴロで高倉選手が三進し2死3塁
2番川本選手のセンターへのタイムリーで1得点を還し4-2
8回裏 報徳学園の攻撃には、村野工業は上田投手から宮本投手へ継投
1死から6番選手の四球、7番選手ライトヒット、更に8番選手が四球 1死満塁のチャンスとピンチ
9番選手はスクイズを試みますが、ここも高倉捕手落ち着いてましたね。
3→本間に挟み2死2、3塁と替りサードゴロ
最終回、2得点を追う村野工業の攻撃へと入ります。
第2試合で報徳学園が須磨学園との対戦を落としたので、
村野工業がこの対戦を勝利すれば全勝優勝が懸かる勝負のイニングです。
先頭3番海津選手 ライトフライ
4番毛利選手がフルカウントの末、四球を選び代走には杉本選手(17)が入ります。
1死1塁 打席には5番毛利選手 やっぱりその積極性が良い結果を生みますね!
3安打目となるライトヒットで1死1、2塁と攻めます。
毛利選手への代走に芝山選手(13)が入ります。
しかし、後続二者を捕りゲームセット。
4-2 報徳学園が勝利し、これで今日の3戦3チームとも1勝1負
この私学大会では得失点差で順位を決める規定は無く、
結果、3校優勝ということで今年の私学大会の結果となりました。
3校の選手のみなさん みんなおめでとう
公式戦ではないものの、兵庫私学校同士の戦いで得た良い結果、また見つけた課題は
この冬の練習からきっと来春に生きてくるのではないかなと思います。
対戦後、報徳学園のご指導者から選手たちへ、
如何に最高の準備をして挑むか・・・というお話しを耳にしました。
打席に立った時のランナーの有無や、守備位置
例えミスをしても、その後をどう気持ちの準備をして向かうか・・・
色々な場面で最高の準備をしてミスが出たら、それは仕方がない。
しかし、甲子園が懸かった緊張感ある試合で、どれだけしっかり準備ができるかだと。
報徳学園のサードを守っていた選手や、ベンチの選手から一球一球に「準備」という言葉が飛んでいました。
このチームの強さは、どの試合でも甲子園というものを意識した戦いをしていることと、
攻守に於いて「気持ちの準備」を、しっかりして挑んでいるからだろうなと思います。
そういう意識の高さ、自信からくるオーラを報徳学園の選手から感じました。
いよいよ、これで2016年 私の高校野球観戦は終了です。
今年も、公式戦、練習試合を含め70試合近い試合を観させて戴き、
たくさんの感動を戴き、たくさん勉強になった一年でした。
これも、一所懸命頑張る選手たちが居るからこそで、感謝の気持ちでいっぱいです。
今日も、それぞれのチーム、選手のカラーを発揮した良い対戦を観させて戴きました。
3チームの選手のみなさん 良い対戦を観させて戴きありがとう。