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グラウンドの空気

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グラウンドの空気・・・感じたことありますか?

グラウンドの空気とは・・・

「今日は空気が澄んでいるね~」 の空気ではなく、

選手たちが創り出す、選手にしか創り出せないグラウンドの空気のこと。

今日は、そのグラウンドの空気について感じることを書いてみたいなと思います。

年間、多ければ80試合程の試合を観させて戴きますが、

どの試合でも、両チームが創り出すグラウンドの空気を様々感じます。

「勝てる空気」を創り出せたチームは、やはり強い。

この空気というものを、どう感じるかはそれぞれの感性かなと思います。

空気だけで勿論勝てるものではないとは思いますが、

私の感じた「勝利を導くグラウンドの空気」を創り出せていたチームが数知れず勝利を掴んで行った。

今夏の甲子園を見られていた方には分かると思いますが、

劣勢だった東邦が観客をも巻き込んで創り出したあの空気が

選手たちの気持ちと力を引き出し、逆転勝利に繋げたことは違いないと私は感じました。

今秋季大会では11試合を観戦させて戴きましたが、私が感じただけのことかもしれないですが、

「勝利を導くグラウンドの空気」を創り出せていたチームが勝ち進んで行ったと私は感じている。


少し話しは逸れますが、ある試合の前日、その試合をする監督さんとお話しをする機会があり、

「明日〇〇選手出ますから写真撮ってやって下さいね」と、お声をかけて下さいました。

その試合、グラウンドの中(土の上)で、その〇〇選手はプレイをすることはなく、

記録員としてベンチの中に居る姿がありました。



トップの写真の選手は〇〇選手とは無関係ですが、先週末、神戸親善大会で観た北須磨の背番号11選手

間違いなければ和田選手です。(間違えていたらゴメンなさい)

和田選手もこの対戦、グラウンドの中(土の上)でプレイすることはなくベンチスタートで、

途中からサードランナーコーチに着いていた選手なのですが、

ただ声をかけるとは違う、ベンチでは誰より前に立って終始グラウンドの中でプレイする仲間へ

ワンプレイ毎に的確な声かけをしていたのがとても印象に残る選手です。

北須磨の選手は秋の予選、県大会での試合でも観させて戴いて、

チーム全体に元気があって「勝利を導くグラウンドの空気」創りが上手いなと感じるチームです。

先ほどの監督さんの「出ますから」・・・の言葉の意味を、和田選手のその姿を観ていて深く理解ができました。

土の上でプレイしている9人だけが試合に出場しているわけではないということです。

9人以外の選手がその意識で野球、試合に向き合い戦えているか・・・?

和田選手は土の上でプレイすることはなかったけど、最初から最後まで一「所」懸命戦っていました。

自分も、この対戦に絶対勝つ!と戦っていたのだと思います。


話しは「グラウンドの空気」に戻して・・・

如何に自分たちで「絶対勝つ!空気」を創り出すか。

これは一部の選手たちだけでは創れない空気なんです。

土の上でプレイしている選手、ベンチ、スタンドの選手も全員が

この監督さんの言われた「出場」の意味を理解し、この意味に向き合い戦えたなら

より強い「グラウンドの空気」を創り出すことができるのではないかなと感じる。

自分たちで創り出した「グラウンドの空気」だからこそ、自分たちの力となって返ってくる・・・


「勝利を導くグラウンドの空気」


選手のみなさん 全員が「出場」して創り出して下さい。

きっと、その空気は自分たちの味方になってくれることだと思います。


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