秋季近畿大会も気になりながら、今日から始まった神戸市高等学校親善交流試合1回戦
村野工業と御影、六甲アイランドと夢野台の応援に、
秋の予選以来になりますか・・・村野工業グラウンドへ行って来ました。
この時季、各地区で親善試合が行われますが、秋を終え見つけた課題や
新たな目標に向けて練習を積んでいる成果を試す機会でもある大会ですね。
昨秋は淡路の親善試合を観戦し、神戸の親善試合は初めての観戦となりました。
この大会は上へ繋がる大会ではないですが、個々やチームにとって、
ワンプレイや結果も、来春へ・・・またその先の夏への向上に繋がればと思います。
第1試合 村野工業と御影との対戦は、試合の立ち上げの重要さを感じ、
互いにビックイニングを作りますが、少し荒れた内容の展開となった対戦でした。
試合の前に・・・。
私自身、たくさんの試合を観させて戴く中、
色々な野球人からのお話しや、色々な情報から感じることなどから
どういう所に着目して観るか・・・というのが今の自分の観戦課題で、
そういう見方、考え方もあるんだと、視点を変えると見えるものも違ってきて、
以前より、より多くのものが見えるようになったり、ワンプレイへの感じ方も
随分変わったような気がしています。
例えば守りの部分では投手の四球ひとつ、攻撃では走塁の仕方や
ワンプレイへの積極性というのでしょうか・・・
少し以前より奥深く野球を観ることができているように感じるのですが、
それを選手の視点に置き換えると、試合を運ぶ中でそのワンプレイに
目標に対して意識を持ってどう見るかで、見えるもの感じるものがたくさんあると思いますし
今までとは違うものが見えてくる=行動も変わってくる・・・。
そこから結果が着いてくれば尚更良いと思いますし、
それには何に対しても「見る目」「意識の持ち方」というのはとても大事だな事だなと感じています。
今日は、試合後に村野工業の数人の選手と話すことができ感じることたくさんありました。
まず感心したのは、人の話を聞く素直さを持ち合わせているところ。
それぞれの選手が冷静に、今、そしてこれからを考え行動している、行動しようとしているところ。
高校球児の等身大の姿というのでしょうか・・・
今の自分、今のチームの現状や、仲間に対して、
そして自分自身、自分たちがやらなければいけないことも色々感じ考えていることを
少しの時間でしたが、私にとっては選手たちの今ありのままを少し垣間見れる
貴重な空間を持つことができ、選手から得たその言葉、気持ちから
私自身とても勉強になった実りある秋の一日となりました。
話しの輪の中に居た選手の名前を出すと選手たちに怒られそうですが・・・
色々な意味でチームのキーマンかなと思う2番セカンドを守る小滝選手
とても冷静に色々なところを見ているな、感じているな、行動しているなと感じ、
小滝選手と会話ができたことは私にとって野球を観る上での大きな収穫がありました。
主将でもあるチームの主戦、道才投手との会話は、
彼自身、自分自身への志は非常に高く
投手というポジションで自分いっぱいにならず、
主将というポジションにも冷静な考えを持っていること、
そして物事を冷静に見ているところが本当凄いなと感じました。
今チームで今現在取り組む課題をぜひ中心に、創り上げていってもらいたいなと思います。
そして、この親善大会で「3」を背中に輝かせている田中選手。
彼はこの秋、自分に与えられたことに対して、彼の持っている「輝」を
自然体でありのまま向かうことで結果としてチームの勝利に貢献できたひとり。
田中選手との会話は、「書かないで~」とお願いされた笑える話しもあったので内緒ですが・・・笑
チームにとって大きなチャンスメーカーだと私は思うので
田中選手は、やっぱり「ありのままで」
いっぱいご飯を食べて、自分の持っているものを信じて元気いっぱいに!
輪の中に1年生の渡邊捕手の姿もあり、彼は人の話しを聞く姿勢だけじゃなく
吸収しようとする姿勢が凄い!と感じました。
春、新戦(新鮮)力になりうる選手だと感じるので頑張って欲しいなと。
田口選手の「野球楽しいです」の言葉と表情に、春が更に楽しみになりました。
そして、現在マネージャーとして頑張っている西田選手とも少しお話しができました。
自分に与えられたことに対するしっかりとした考えを持っていることが聞くことができ、
更にその与えられた事への意味を深く考え感じて行動すれば
今より、明日よりもっと大きな自分になれると思うので頑張って欲しいと思いました。
なかなかグラウンドで選手と話す機会は無く、今日はとても貴重な話し聞くことができました。
選手のみなさん ありがとう。
そうそう試合ですよね~
先攻は村野工業 先発吉田投手
後攻 御影 先発・・・背番号1投手(御影の選手は背番号しか分かりません><)
初回村野工業の攻撃では、先頭奈良選手が四球を選び、2番小滝選手のサード前への犠打
奈良選手の盗塁で1死3塁を作りますが、後続二者ライトフライ、ファーストゴロに捕られ先制ならず。
先に書いたワンプレイの積極性・・・そして1得点を生むための選手間の意思疎通
課題の見つかった1回表だったように感じました。
御影の初回、1番(4)選手のレフトヒット、2番(5)のP前送りバントが内野安打で無死1、2塁
3番(7)選手のショートゴロはショート一柳選手が自らセカンドベースを踏みファーストへ送球Wプレイ
2死3塁と替り4番(6)選手のショートゴロが内野安打タイムリーとなり1得点先制 1-0
2回表 村野工業の攻撃は打者13人を要し、8得点を挙げるビックイニングとなりました。
先頭は5番肥塚選手 初球を右中間へナイスバッティング!3ベースヒット!
無死3塁 6番田中選手のサードゴロにホームタッチアウトを取り1死1塁
7番志水選手、8番一柳選手 二者へ連続四死球で1死満塁
この大チャンスに9番吉田投手が初球スクイズがオールセーフとなり1-1 1死満塁と続きます。
1番奈良選手へ戻り、ショートゴロにミスを誘い1得点 2-1
2番小滝選手 死球で押し出し1得点 3-1
3番中根選手 初球をレフトへ運び1得点 4-1
4番吉村捕手 死球で1得点 5-1
ここで御影は(1)投手から(11)投手へ継投
打順はイニング2巡目となり5番肥塚選手 替りばな初球を狙いレフトへ2点タイムリー!7-1
肥塚選手はこの回長打2本2打点 素晴らしい活躍。
更に1死満塁と続き、6番田中選手の二打席目
先程は悔しい結果となってしまったのでこの打席
期待に応えて2連続タイムリー!8-1
流れを取るとおもしろい運びを魅せてくれる魅力あるチームです。
1死1、3塁となり7番志水選手 内野安打で1死満塁
更なるチャンスに引き離したいところでしたが、8番一柳選手のサードゴロを
本塁、ファーストとWプレイに捕り、2回裏御影の反撃開始です。
先頭は6番(2)捕手 四球
7番(8)選手へ三振を取り1死1塁
8番(11)選手 センターヒットで1死1、2塁と繋げます。
9番(10)選手の打席ではWPでランナーそれぞれ進塁し1死2、3塁とし四球
1死満塁とチャンスを大きく広げ、吉田投手の踏ん張りところがやってきました。
初回先頭打者ヒットの1番(4)選手、足が内野安打を生んだ5番(3)選手へと二者連続四球で押し出し8-3
更に1死満塁 3番(7)選手のセカンドへの打球が大きく跳ね2得点が入ります。8-5
この一打で、一時7得点あった得点差を3得点差まで追い上げました。
村野工業はここで吉田投手から馬見塚投手(11)へ
後続を三振、キャッチャーファウルフライに捕り御影は攻撃を終えます。
3回表 村野工業の攻撃
先頭は継投した馬見塚投手がライトオーバー3ベースヒット!
馬見塚投手ナイスバッティングです!
1番奈良選手は死球で無死1、3塁
2番小滝選手のレフト犠牲フライで馬見塚投手が還り9-5
3回裏 御影の攻撃を三者凡退に取り、4回表 村野工業の攻撃へと入ります。
御影は(11)投手から(3)投手へと継投です。
先頭5番肥塚選手が四球を選び、6番田中選手の打席
レフトへ大きく飛んだ一打がタイムリー3ベースヒットになり10-5
田中選手との会話の中で、今日の打席の入り、硬かったね~笑顔がなかったよ~
なんて話しをしたんですが、持ってるね!やっぱり。
大きな1得点を生んだ一打、ナイスバッティングでした。
そして無死3塁 7番志水選手の打席 死球で出塁
志水選手が出ると足にも注目です。
志水選手を観ていると、表情からも野球を楽しそうしていることを感じる選手です。
8番一柳選手の打席、志水選手が二盗を決め無死2、3塁
一柳選手のライト犠牲フライで田中選手が還り、更に返球間に志水選手もホームを踏み12-5
本日もナイスな志水選手の走塁が見られました。
この回3得点を挙げ、再度7得点差を作り出します。
この後、9番馬見塚投手の四球と、2番小滝選手のレフトヒットで
2死1、2塁を再度作りますがセンターフライに捕り二者残塁
4回裏 御影の攻撃も馬見塚投手の好投で3回に続き三者凡退に。
奈良選手ボケたね
5回表 村野工業の攻撃
5回表 村野工業の攻撃
先頭4番吉村捕手の初球レフトヒットとなりますが、二盗を狙った吉村捕手を
返球良くセカンドで阻み、その後2死ランナーは無し
6番田中選手は四球で出塁し、田中選手の代走に田口選手(15)が入ります。
田口選手の積極的な盗塁が見られ二盗は成功、更に三盗を狙いましたが
ここは御影の好守備に阻まれます。
5回裏 御影の攻撃
道才投手ファーストへ。
2死から5番(3)選手、6番(2)捕手の連打、
更に7番(8)選手の四球で2死満塁
再び反撃のチャンスにも馬見塚投手の力が勝ち三者残塁と終わった5回裏。
6回表 村野工業は勝利を決定着ける連打が飛びました。
1死から8番一柳選手のショートゴロにミスを誘い、
9番馬見塚投手の送りバントが内野安打に。
その後2死1、2塁となり、2番小滝選手の打席
一柳選手の盗塁で2死1、3塁 チャンスを広げます。
小滝選手は2回のセカンドゴロが思わぬ打球となり悔しいワンプレイだったと思うのですが
小滝選手のところへは良く難しい打球が不思議と飛び・・・
小滝選手への試練なのかな。
でもいつもその後、それをカバーするプレイを魅せてくれるのが小滝選手の良い所だと私は思うのです。
野球にミスは付き物・・・しかし大事なのはその後なんだと思います。
この攻撃イニングでは、そのミスをバットに乗せてライトへタイムリー!13-5
返球間にランナーはそれぞれ進塁し2死2、3塁
3番中根選手へ打席が回り、センターへ2点タイムリー!15ー5
チャンスを広げたところで取るべき得点を取れるところは中根選手の素晴らしさだと思います。
この一打があるか無いか・・・で、状況が違えばチームの勝利へ関わる大きな得点となる。
中根選手はこの一打で3打点目。素晴らしい。
序盤から少しバタバタとした対戦で、今日は中根選手の笑顔がゆっくり見れなかったのが残念でしたが
また明日の2回戦では良い笑顔をキャッチできるように中根選手を追ってみたいなと思います。
この後、4番吉村捕手のレフトヒットが飛びましたが、二塁を狙う吉村選手をレフト選手の好返球が帰り
10得点差を追うこととなった6回裏 御影の攻撃へと入ります。
御影の最終回
先頭からセカンドフライ、ファーストゴロで2死
2番(5)選手のセカンド内野安打で出塁しましたが
最後は馬見塚投手が三振で締め、15ー5(6回コールド)
村野工業が1回戦を勝利、神戸弘陵との2回戦へと入ります。
御影の選手のみなさん また春、応援できることを楽しみしています。
頑張って下さい。
親善大会は、1チームがA、Bと分かれ、ぞれぞれトーナメントで対戦が行われます。
明日は、この秋観れなかった選手たちも出場するBチームの対戦もあり楽しみに
またまた村野工業グラウンドへお邪魔させて戴こうと思います。
残り少ない2016年 高校野球に、また新たな選手の発見と、
そしてAチーム選手の2回戦での変化を楽しみに・・・
明日も秋晴れのグラウンドでありますように♪
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2016 神戸親善交流試合1回戦 村野工業vs御影 観戦記
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